岩隈、今季最短４イニング０／３ＫＯ　２戦連続今季ワーストタイ、３度目の５失点

　【シアトル秋野未知】岩隈久志投手（３３）は２５日、地元でのレッドソックス戦で４イニング０／３を８安打５失点で今季４敗目（５勝）を喫した。４イニング０／３は今季最短で、５失点は今季ワーストタイで２戦連続３度目。チームの連勝を５で止め、「自分のピッチングができなかった。一つ一つのボールは良かったんですが、コントロールできなかった」と唇をかんだ。

　立ち上がり。２死一塁からオルティスに喫した先制２点弾がつまずきの石だった。２ボールからの３球目、ズィニーノ捕手は外角に構えたが、岩隈の９２マイル（約１４８キロ）直球は何かに魅入られたように内寄りに。「あれは痛いミス。投げてはいけないコースに投げてしまった」と語ったが、後の祭りだった。

　ただ、「今夜はクマ（岩隈）の夜ではなかった。こんな厳しい日もある。次回はしっかり投げるだろう」とマクレンドン監督の信頼は揺るがない。けがや体調不良があるわけではなく、岩隈も「気持ちの問題。切り替えたい」と真価を問われる次戦を見据えた。