速報:X-T1 vs α7s 高感度対決
速報です。どんなカメラでも私が高感度チェックで行うのが、ISO6400でキャップをして30秒の露光をすること。これで出るノイズを見るのがセンサーの素性が一番良くわかります。
これまででそのテストで最高性能だった富士フイルムのX-T1と新製品のソニーのα7sとでそれを比較しました。結果は見ての通り、富士フイルムX-T1の圧勝でした。むしろニコンのD4やDfの方がこのテストの結果ではα7sよりよかったです。
昨日まで米国で撮影していた星空がちょうどこのISO6400で30秒のノイズリダクションなしですので、α7sだと星空にこれだけのノイズが加わってしまうということです。私なら星空の撮影に選びません。
トーンカーブ上げは見やすくするためのものです。1枚の画像にしてからトーンカーブを持ち上げたので、同一条件です。これだけの差があることに変わりません。
これはあくまでもセンサーの素性の性能差であって、できあがった絵がどれだけの高感度で使えるかというチェックではありません。ここからの画像処理でノイズをどうごまかすかで各社の違いが現れます。
ただホタルを撮影する私のように本当の暗いところを撮る高感度性能を求める者には、このセンサーの素性が一番大事なのです。
ただし!!
ソニーのα7sの動画での高感度性能はうたわれている性能がきちんとありました。この動画性能は現行の動画カメラで、それにはNHKにあるアイアイカメラを含めて、最高性能です。私が今まで使っていた高感度ビデオは同じくソニーのFS100Jだったのですが、実行感度は私の測定でISO25,000ぐらいでした。その画質がだいたいISO100,000で撮れますので2EV相当高感度性能が上がります。動画の高感度性能は素晴らしいです。さらに画質を劣化させればもう2EV上げられます。
つまり・・・・・。
「写真の富士フイルム」 「動画のソニー」ということでしょうか。
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コメント
これは、RAW撮りでの比較でしょうか?
撮って出しJPGなら、エンジンの比較になると思います。
X-T1は黒つぶれしているだけのように見えますが、
普段の撮影で、ISO6400 30秒で真っ暗な状況ってあるんですか?
そろそろX-T1など含めたフジのカメラも
ISO12800以上でRAW撮り出来るようにして欲しいです。
投稿: おーくてぃ | 2014年6月26日 (木) 08時03分
α7sを買ったんですね。私は興味が無いですが、他のレビューを見ても、静止画ではそれほど良くないようですね。Dfとあまり変わらないという評価が多いようです。
D810が出たので、D810の方が良いかもしれません。
動画はかなり良いようです。作例もかなり良いのが出ています。
私はdp2 Quattroが気になっていたのですが、サンプルやレビューを見て、買うとしても安くなってからで良いかなっと思い、XF56mmを買う予定です。フジのレンズが増えてきています。
投稿: カメラ小僧 | 2014年6月26日 (木) 21時03分
蛍撮影の同じ場面で、F値、SSを同じにしISOオートで撮ってみて、ISO値がどう出るか?そして実際にどちらが綺麗に写っているか?そちらのほうが私達にとっては実用的なテストになると思うのですが如何でしょうか?
メーカーによって適正露出の違いや実効感度の違いが有って、ISO数値を合わせても如何なのか?というデータも最近出ているようですから。
投稿: 湖のそばで」 | 2014年6月26日 (木) 21時46分