尖閣北方で中国漁船沈没、日本のEEZ内
2014年6月27日22時51分 スポーツ報知
新華社電などによると、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)北方の海域で27日午前、中国漁船が沈没し、5人が行方不明になった。台湾当局から第11管区海上保安本部(那覇)に入った情報によると、現場は同諸島・魚釣島の北約120キロの海域という。防衛省によると、日本の排他的経済水域(EEZ)内。
農林水産省によると、同海域は日中漁業協定のグレーゾーンで、操業に関する規制はない。漁船が操業していたかどうかは伝えられていない。
漁船には10人が乗っていたが、残りの5人は別の中国船に救助された。連絡を受けた中国海軍が沈没現場近くにいた艦船に救助を命じ、2隻が捜索活動に当たっている。
11管も一時、現場海域に巡視船と航空機を派遣し捜索を実施。だが中国の救難当局から中国側だけで捜索可能との意向が伝えられたため、捜索を打ち切った。