2014.6.28 05:05(2/3ページ)

ダンカン号泣…愛妻ママリン苦しめた乳がん「恨みます」

約10年前、次男のバザーで撮影した初美さんお気に入りの写真が遺影に。祭壇の花同様、明るく優しい人柄だった

約10年前、次男のバザーで撮影した初美さんお気に入りの写真が遺影に。祭壇の花同様、明るく優しい人柄だった【拡大】

 「ママリン」「パパリン」と呼び合ってきたお笑い界のおしどり夫婦だっただけに、普段はにぎやかなダンカンも憔悴しきっていた。

 通夜前に会見に応じたダンカンは、「3人の子供はママの宝物だった」と長女・美つきさん(25)、長男・甲子園さん(23)、次男・虎太郎くん(15)を会見に同席させた。2月に死去した母の飯塚マスヱさん(享年79)に続き、早すぎる妻の“旅立ち”。「母の死をはるかに上回る悲しみです」と肩を落とした。

 「美しくて明るくて強くて頼りがいがあった」という妻が乳がんを発病したのは9年前。6年前に再発し、3年前に肝臓、昨年に脳に転移したという。「最初お医者さんに(両胸の)全摘出をすすめられたけど、女性だから胸を残してあげたくて右だけ切る決断をして…。どうして全部取る選択をできなかったのか」と号泣した。

 今月26日から新しい抗がん剤治療に挑む予定だったが、22日に死去。その日はダンカンに手を握ってもらいながら阪神戦を見たといい、妻の最期の言葉について「『あったかい。ありがとう』でした」と明かした。

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