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ニューヨーカーは呑んだ後、ラーメン屋のような感覚でハンバーガーを食べるんです。

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PROFILE
 
 
  JUJU - シンガーソングライター -
広島生まれ。12歳でジャズシンガーを志し、18歳で単身渡米。ジャズを始めR&B、ヒップホップ、ソウルといったニューヨークの音を吸収し独自性を確立。ストリートでの活動が噂となり、日本国内のほぼ全てのメジャーレーベルからデビューのオファーを受けるが、自らの音楽性の追求の為、さらに2年近くニューヨークで活動を継続。2004年シングル『光の中へ』でデビュー。2005年からはNYでの音楽制作活動に並行して、日本での初ライブを行う。昨年リリースされたシングル『奇跡を望むなら...』はロングヒット。今年はオムニバス・アルバム『セリーヌ・ディオン・トリビュート』参加の他、6月ミニ・アルバム『Open Your Heart〜s素顔のままで〜』、8月シングル『ナツノハナ』、10月には1stフルアルバム『Wonderful Life』とリリース・ラッシュ。
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自分の中で一つだけ約束した事は「NYにいる間、日本人と遊ばない。日本人の友達は作らない」 (JUJU)

“JUJU”という名前は御自分で付けたんですか?

はい。ウェイン・ショーターというジャズサックスプレイヤーが大好きで、彼が出しているアルバムの中でも「Juju」が大好きで、ある時ネーミングを考えながらNYを歩いていたら、道端でカセットを売っていたんです。CDとかレコードは見たことあったけど、カセット?と思って「Juju」を買った時、“JUJU”でいいじゃん!って思ったんです。

なるほど。12歳の時にジャズシンガーになろうと思ったんですか?

母方の兄弟が5人いまして祖母も含め皆、踊ったり歌ったりする事が大好きなんです。ボサノヴァとかシャンソンも聴いてたし、気だるそうにしゃがれた声で歌うジャズ子供の頃から見ていて「私もこんな風に歌いたい」という思いがすごくありましたね。結構飽きっぽい私が「これだけはずっと携わっていきたい」と思えたのが“音楽”だったし「音楽以外の事をやってもつまらないだろうな」とは思ってましたね。

ジャズボーカルだと誰が好きなの?

サラ・ヴォーンが好きで、未だにジャズではサラ・ヴォーンですね。

18歳で単身渡米したNYではどんな風に過ごしていたの?

大学へ行く代わりにNYへ行かせて貰ったので、本当に親には申し訳無いけれど、毎日クラブへ行っては寝て起き、またクラブへ行きの繰り返し生活でしたね。3年後これではいけないと思い仕事を始めました。94〜97年頃のクラブは今のナンパ目的の人はまず居なくて、音楽ありきで本当にいいDJが各ジャンルで沢山いたんですよ。

あぁ、音楽重視になっている頃だね。今はまたお酒飲んでするけど、その頃は皆お酒よりエビアンだったもんね。

そうそう!クラブに行くとコーヒーとリンゴとエビアン、みたいな(笑)。その頃は周りの人同士も有名人と一般人の垣根は一切無くて凄く仲良かったですね。でも1人でお酒飲んで楽しそうにクラブにいると声掛けられるんです。「何で1人?何しに来てるの?」って。で、何か言わないといけなくて「私、歌唄いたいんだよね」と言っていると、音楽プロデューサーやってる人とか居て、その場で歌うんです。それでも実感は沸かなかったんですけどね。

でも、NYに芝居の勉強で行ったはずが日本居酒屋でアルバイトしてる子っているじゃない。そういうアルバイトとかしなかった?

はい。しなかったですね。自分の中で一つだけ約束した事があるんです。「NYにいる間、日本人と遊ばない。日本人の友達は作らない」と。NYは本気で何かをしようとしたり、出来るとネットワークがどんどん広がっていく街なんです。5年間で本当に色んな繋がりが出来ました。


NYに、まだ1軒だけ煙草が吸えるジャズクラブがあるんですよ。(JUJU)

NYでは色々な所に住んだんですか?

住んでない所は無いくらい住みました。早い所は3週間で「音がうるさい」って追い出されたりもしながら引越しばかり(笑)。今はジャズクラブ「ブルーノート」から1分位のウエストビレッジに住んでいますが、ベストエリアですね。古き良きNYの街並みで住んでいる人も昔から代々住んでいるような。他の場所とは一味も二味も違う。

いい所だね。でもブルーノートでも今は禁煙だもんね。世界的な禁煙の流れとは言え、ジャズ聴きながらウィスキー片手に煙草が吸えないのは辛くない?

そうなんですよね!私は煙草やめましたけど、気分として煙は燻らせたいですよね!でもNYに、まだ1軒だけ煙草が吸えるジャズクラブがあるんですよ。“ジンク・バー”というハウストン・ストリートのラガーディアの辺りにあるんです。どんな大物が来ても一律5ドルで入れるんですよ。店内は細長いんですが、実は裏に店内と同じサイズの部屋があって、その部屋で平日は煙草が吸えるんです。でも旅行者は気づかないので空いていて、ミュージシャンの控え室も兼ねているので、盛り上がってくるとセッションし出して、いきなりアル・ジャロウが歌ったり、ロイ・ハーグローブがトランペット吹き出したりするんですよ。

10年以上住んでるJUJUお薦めのNYで美味しいお店はありますか?

ウエスト4thストリートを西に真っ直ぐ歩いて行くとハドソンのビルがある辺りに“コーナービストロ”って、ちゃんとしたバーもある老舗のハンバーガー屋さんですね。そこは日本人の呑んだ後のラーメン屋のような感覚で、ハンバーガーを食べるんです。深夜4時までやっているので夜更けに食べるのがお薦めです。

まさにラーメン屋だ(笑)。ニューヨークに住んでるJUJUが言うんだから美味しいんだろうね。見てわかる通り僕もハンバーガーは得意ですからね(笑)。


私にとっての旅は、心の洗濯です。(JUJU)

JUJUはNYのストリートブランド“SURR”のストア・マネージャーもしているの?

8年間勤めていたら自動的にお店の家から2人目になっちゃって、最近は名誉社員のような感じで遠隔操作してます(笑)。お店の方向性や日本との商談をまとめたりもたまにして。他にも“グーマーダ”というマフィアの愛人という意味のブランドもあります。これは男の子が欲しがる女の子の服がコンセプトですね。

さて、リリースされたばかりのフルアルバム『Wonderful Life』は、どんなアルバムですか?

涙あり笑いあり、グチを言ってみたり悲しんでみたり、働く女性の心境を表したアルバムです。これから先の目標は「疲れたらJUJUを聞きたい」と思える人を1人でも多く増やしたいですね。元気になったり、「JUJUもしんどいんだ」と共感してもらいたいですね(笑)。

最後にJUJUにとって“旅”とはどんな言葉になりますか?

心の洗濯ですね。今はNYだけではなく見た事ない所に行ってみたいです。

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CITY INFO

ON AIR LIST
SWEET GEORGIA BROWN / SARAH VAUCHAN
WONDERFUL LIFE / JUJU
TAKE FIVE / AL JARREAU
A NIGHT IN NEW YORK / ELBOW BONES AND THE RACKETEERS
BE OK / CHRISETTE MICHELE FEAT.WILL I .AM
奇跡を望むなら.../ JUJU


LINK
Sony Music
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