世界的なチョコレート会社ゴディバ(ベルギー)は27日、日本企業と結んでいる国内販売の契約を2015年3月末で終えることを明らかにした。国内の店はすべて直営に切り替えて、チョコやアイスクリームの品ぞろえを充実させる。

 ゴディバの店は国内に254あるが、このうち百貨店の中にある127店は食品の輸入・販売で知られる片岡物産(東京都)が運営している。ゴディバの国内販売は1972年から手がけてきたが、契約終了で、その権利を失う。片岡物産はココア「バンホーテン」や、紅茶「トワイニング」などを輸入して国内で売っている。

 15年4月からは、すべてゴディバの直営店になる。ゴディバの日本法人の担当者は「直営店とするメリットの方が大きいと、総合的に判断した」と話す。