<キャバクラ>生演奏「著作権を侵害」 東京地裁判決
毎日新聞 6月26日(木)21時22分配信
日本音楽著作権協会(JASRAC)が、管理する楽曲をキャバクラ店がピアノで生演奏しているのは著作権侵害だとして、演奏の差し止めなどを求めた訴訟の判決で、東京地裁は26日、キャバクラを経営する3社に生演奏の差し止めや約1570万円の支払いなどを命じた。
経営3社側は「演奏と収益は関係がない。ピアノはインテリアとしての要素が圧倒的に強い」などと主張したが、高野輝久裁判長は「演奏で雰囲気作りをした店を好む客を集め、利益を増やす狙いだった」と退けた。店内ではJASRACが管理する楽曲が少なくとも1日10曲は生演奏されていたと認定した。
判決によると、3社は東京・銀座や六本木で80〜120席の高級キャバクラ3店を経営(うち1店は閉店)。客が女性の接客を受けるフロア内で、ピアニストにジャズやポップスなどを演奏させていた。基本料金は1時間1万〜1万5000円前後だった。【山本将克】
最終更新:6月27日(金)7時27分
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