てかphaさんて元京大キノコ部の部長さんか。学生時代に何度か連絡とったなぁ(懐
— はっちゃけ (@hacchake) 2012, 11月 27
ニートを名乗って本を売っていたphaを批判するエントリ(phaという大罪 - 人生はゲームだ THE GAME)を投稿したら、ふだん30人くらいしか見に来ないこのブログに1年分くらいのアクセスがあったわけで、はてなブックマークに寄せられたコメントでも賛否が割れており、とにかくphaがこの国のインターネット民のあいだでの有名人であり、多くの人に注目されている存在であることは間違いないだろう。正直「こいつを許していいのか」というほどガチで憎んでいたのかというとそんなこともなかったのだが、これを機にphaがどんな人物かを当たってみることにした。そしたら冒頭に引用したツイートが出てきて驚いたわけだ。
京大キノコ部というサークルが京都大学にかつてあった。「キノコ」が何を指しているかというと、マジックマッシュルームである。マジックマッシュルームとは何かというと、当時そういう呼称はまだなかったが、脱法ドラッグである。もともと脱法ドラッグの愛好家だった京都大学の学生たちが、愛する脱法ドラッグがいよいよ法規制されそうだぞ、という色が濃厚になってきた頃に、その風潮に異議を唱えようという目的で活動を始め、雑誌・TV等のメディア上での取材にも応じ、発言していたサークルである。
マジックマッシュルームは2002年6月6日に麻薬及び向精神薬取締法に麻薬原料植物として指定され、この国での所持・使用・販売等の一切が禁じられた。大麻とかと同じ扱いになったわけである。この段落を書くのにWikipediaを使わず、この本を参照して書いている。
京大キノコ部の部長だった人物が、完全に法規制が敷かれたあとになって出版した本で、脱法ドラッグの体験記と、法規制へ反対意見を表明しようという京大キノコ部としての活動の顛末が収められている。この著者が本当にphaなのだろうか。
10 : わたしはダリ?名無しさん? : 2010/08/05(木) 12:54:05
破滅ラウンジに出てるhttp://twitter.com/phaの噂
974 :わたしはダリ?名無しさん?:2010/07/25(日) 08:54:04
phaは元京大キノコ部部長の比嘉康人
大麻やったり当時は合法だったマジックマッシュルームで遊んでた。
本当はネットで大麻売って働かずに生きていこうと思ってたらしいが、
ある友人の自殺によりそれが無理になったのでしかたなく就職。
働いていた当時も勤務中に「暇すぎる」とブログ更新してた。
イラスト投稿SNSのpixivの投稿作品を無断使用・無断改変して自分達の作品として発表・販売したという一件でインターネット民からの大きな不興を 買った2010年のカオスラウンジ騒動にまつわるいくつかの2chスレッドに、上のようなコピペが何度か投稿されているのが確認できる(「わたしはダリ? 名 無しさん? 」というのは「美術鑑賞」板の名無し、デフォルト投稿名)。この「コピペ」が投稿されているスレッドはいくつも見つかるが、「974 :わたしはダリ?名無しさん?:2010/07/25(日) 08:54:04」の元投稿がされたスレッドが見つからないのが不思議ではある。
kyoto-u.com > 談話室 > サークル > 京大キノコ部 其の三(京都大学の学生が利用していたらしいBBSのログ)
ピガヤスヒト [E-Mail] 2002/06/11(火) 16:28:43
ちは、キノコ部長改めピガヤスヒトです。
ちょい宣伝させてください。
おれが書いたマジックマッシュルームの体験記
「MM日記」って文章があるのですけれど、
これが「新風舎出版賞ノンフィクション部門最優秀賞」ってのを受賞しました。
賞金が十万円もらえて、単行本になります。
京大キノコ部(Internet Archive: Wayback Machineによるアーカイブ、以下同様)
部員名簿(p-t.の項)
だめ連のペペ長谷川のふたつ上にピガヤスヒト(部長)と記されている。
乱れタンバリン紀行(マガジン・リリーという2005年頃まであったらしいウェブマガジンのサイト)
現在のphaと眉毛の形が同じである。
いてん(上掲の紹介文に「ピガ君の個人ホームページはこちら hg's website」とあるが、そのサイトである)
phaだったようである。
象使いの回路(http://www.pandora.nu/pha/は現行のサイトpha22.netへのリンクページとしてだけ現在も残っている)
今回調べている件には直接関係ないが、「2003年2月27日 別働情報 はてなダイアリーのβ版のモニターをやっています。」という記述に歴史を感じさせられる。
とにかく京大キノコ部長・比嘉康人=ピガヤスヒト=phaだったようである。
phaがよく言っている「大学時代の友人が大企業に就職したが半年後に自殺した」という話も、これらを総合して考えると、若年層のブラック労働問題とかそういう文脈ではないような気がしてくる。
とりあえず2012年に出版された『ニートの歩き方』にさかのぼること8年、phaによるまぼろしの処女出版『MM日記』を入手してみた。
アメリカのほとんどの州で大麻が解禁されて、30年くらい経てば、日本でもそうなるかもしれない。そしてマリファナが解禁されるのをきっかけに、娯楽としてドラッグを嗜むことが趣味のひとつとして認識されるようになるかもしれない。
ありとあらゆるドラッグが、その性質に応じて適切に規制され、その性質に応じて適切に使用され、ドラッグによって人間の生活が豊かになりうるということが一般的な認識となっているような、そんな社会を希求する。
五百年後くらいに、無理だろうかな。早く生まれすぎたな、俺は。
(P.153)
phaが和歌山県の山奥で仲間と暮らそうとしている目的はこれだったのである。
phaはこのことだけは世間に知られたくないのであろう。現在のプロフィールにはキノコのキの字も載せていない。
本名もわざわざ誤情報を拡散させ、隠蔽しようとしている意図が感じられる。
『荒川智則』って何者んだろうか??? - 伝外超スデメキルヤ団劇
この計画だけは邪魔されたくないというphaの強い意思を感じる。
ニートと自称するのは平気だったらしいが、ヒッピーであることが露呈するのは何としてでも回避したいようだ。
phaの正体はヒッピーである。