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【関西の議論】“お荷物”半世紀前の「軽量鉄骨建築」、震度7への耐震性持たせた大阪・枚方「木造フレーム+耐震リング」の“凄さ”
こう説明すると、施工には非常に高度な技術が必要かに思われるが、開発した「j・Pod&耐震工法協会」(大阪市)の樫原健一さんは「技術指導を受ければ、木造の一般住宅を手がけている地域の工務店で十分施工可能だ」という。
枚方市は来年度までに耐震改修終える見込み
枚方市は、この木造フレームによる耐震改修にあたり、同協会の協力で独自のマニュアルを作成。来年度までに軽量鉄骨の幼稚園、保育園13施設の耐震改修を終了する見込みだ。
樫原さんは「いつ起きるか分からない地震対策はスピード感が大切。その点、地産地消で耐震化ができれば、それに勝るものはない。コスト面でも大幅に軽減されるとなると、耐震化への取り組みにも積極性が増す」と指摘したうえで、「地域の技術者育成に効果が発揮できると、地震後の復旧、復興への取り組みも早くなる」と主張している。
(編集委員 北村理)
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