上司のチェックが厳しくてしんどいなら、まずは小規模プロジェクトを慎重に成功させよう
業務を事細かに監視し、批評する人が近くにいると、作業に没頭するのは非常に難しいものです。「Fast Company」のLolly Daskal氏は、あなたの上司がマイクロマネジメント(過干渉)をしてくるのであれば、まずは小さく試験的なプロジェクトを任せてもらうことを薦めています。
Daskal氏によると、「要は、上司はあなたを信頼していないためにマイクロマネジメントをしたがるのだ」とのこと。今までにあなたが犯した失敗による可能性もありますが、ただ単に、上司の性格がそうなのかもしれません。いずれにせよ、Daskal氏は、上司からの信頼を得る方法について次のように説明しています。
頑固な上司の場合には、自分で完了できるような、小規模で試験的なプロジェクトを与えてもらってみてください。上司が合意してくれたら、必ず以下のことを行ってください。
その業務で自分がするべきことを記載した確認メールを送信し、「確認した」という旨、もしくは「何か変更があるか」などについて、上司に返信してもらいます。プロジェクトの進捗に必要なこと、やるべきこと、責任者の概要などを記載したタスクリストを作成し、ボスと共有します。プロジェクトの期間中、マイクロマネジメントに執着しているボスの信用を得るためにも、できることはなんでもやりましょう。また、事細かに報告し、重要な箇所ではフィードバックを依頼し、いつも密にコミュニケーションをとるようにしましょう。信頼への小さなステップを積み重ねることで、マイクロマネジメントされる状態から逃れられるのです。
ボスが信頼してくれない理由はあなた自身のせいかもしれませんが、より自律できるように、最初の一歩を踏み出すことはできるのです。小規模に始めて、細心の注意を払うことが肝心です。
How Can I Tell My Micromanaging Boss to Back Off? | Fast Company
Patrick Allan(原文/訳:Conyac)
Photo by ArtFamily (Shutterstock).
- アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法 (THEORY/IN/PRACTICE)
- Scott Berkun|オライリー・ジャパン