
実は結構難しい
このステージに立つまでの道のりが実は長かった。みんなマジメにアーティスト活動をしているのだ。なんの努力もしないで、美味しいところだけを持って行こうとする私に協力してくれる人はいないのだ。
ミュージシャンの上西さんに手伝っていただきました!
そもそも私に音楽をやっている知り合いがいないという問題もあった。そこで、唯一の知り合いであるミュージシャンの上西さんに泣きつき、タグチハナさんを紹介していただいた。音楽プロデューサーでもあり、タグチハナさんのCD制作にも関わっている方だ。
快く引き受けてくれたはずのタグチハナさん
最初はパソコン担当がいそうなバンドを紹介してください、とお願いしていたのだけれど、女子高生アーティストがいるとのことで、「むしろそちらで」と自分に正直すぎる答えを出した。
この企画の以前からタグチハナさんの音源をもらっていたので、コラボりたいというのもあった(カッコよく言ってみました)。
そして結成された音楽ユニット
やることない
本来バンドにいるパソコンの人を「マニピュレーター」というそうだ。上西さんに教えていただいた。その場で音をミックスしたり、打ち込みをしたりする。その人たちがもれなくMacなのが疑問だったが、カッコいいからじゃない、とのことだった。いま近いものを感じた。
ヘッドフォンは当日に買った
ヘッドフォンがあるとそれっぽいんじゃない、と教えてもらったので当日に買った。バンドメンバーになるためには、Macとヘッドフォンが大切なのだ。あとなんとなくパーカーな気がしたので、パーカーを着た。自慢のグレーのパーカーだ。
リハの所在のなさがすごい!
本番前にはリハーサルが行われる。タグチハナさんはもっとリバーブ(?)ください、みたいなことを言っているが、私は特にすることがない。だってパソコンいじるだけだもの。唯一のリクエストは「パソコンを置く台ありますか?」だった。
でも、ぽい!
無駄に緊張する
本番は無駄に緊張した。ただパソコンをいじるだけの私がなぜ緊張するか分からない。しかしなぜか緊張した。ステージの上でやることがないというのも実は緊張するのだ。本当のマニピュレーターは忙しいと思うが、私はもう雨の日の休日よりも暇なのだ。
でも、それっぽい!
Facebookを見てるだけだけど
タグチハナさんの歌は本当に素晴らしい。高校生というから今後、さらに成長していくだろう。彼女の曲が好きなので隣で聞けるというのは嬉しいことだ。ただ、ヘッドフォンのせいでよく聞こえない。ヘッドフォンが邪魔なのだ。
よく聞こえるような気がするが、
ヘッドフォンはどこにもつながっていない
MCでタグチハナさんがマニピュレーターの地主さんです、と紹介してくれた。照れながら手をあげる。快感である。私はバンドメンバーなのだ。タグチハナさんと一緒に、このライブハウスに感動の渦を作っているのだ。
Twitterをしてるだけだけど
最初こそ、周りのお客さんを騙せたようだが、やがて「あいつなにもしてないぞ」、とバレたようだった。タグチハナさんの出番は30分で、私もフルに参加した。どこにもつながっていないパソコンの前に立って。そりゃ、気がつく。でも、快感だった。
ライブ後はなんか偉そうに握手しちゃった!