TOP PAGE
PREVIOUS NEWS
2014.6.27 FRI
TEXT BY LIAT CLARK
IMAGES AND VIDEOS BY WORLD VIEW
TRANSLATION BY KENJI MIZUGAKI, HIROKO GOHARA/GALILEO
WIRED NEWS (UK)
気球を使って成層圏への旅客飛行を目指すWorld View社(Paragon Space Development Corporation社から独立した米国企業)は6月18日(米国時間)、ニューメキシコ州ロズウェルで行った初めてのテスト飛行を成功させ、同時に、パラフォイルによる飛行高度の世界記録も更新した。
5時間に及んだテスト飛行では、まず気球によって、丸い地球の曲線と漆黒の宇宙空間が見える高度約36,000mまで上昇した後、15,000mまで下降し、そこで気球を切り離して、パラフォイルで地上へ戻った。通常、地球に帰還する宇宙船などのパラフォイルが開かれるのは、高度9,000m前後だ。
World View社は2011年から研究開発を続けており、これまでの主な作業はシステムに用いる各コンポーネントの小型版のテストだった。完全なシステムは2014年6月に初めて組み上げられ、今回、最初のテスト飛行が行われた(以下の動画)。ただし、今回テスト飛行に成功したのは、2016年に初飛行を予定する最終的な形の気球の1/10サイズの機体だ。
実機は、複数の乗客を乗せ、地球と宇宙空間を全方向に見晴らす、約2時間の「セーリングにも似た」空の旅を提供することになる。計画では、夜明けに地上を出発し、地球の向こうから太陽が上がってくるドラマティックなシーンが見られるはずだ。
SPECIAL
TOP PAGE
PREVIOUS NEWS
コメントをシェアしよう