
新しい朝。
昨夜までの強き風はやみ、柔らかな風が草原の草葉を撫でてゆく。
精霊が護りし森には、優しい木漏れ日が差し込んだ。
遥か北方に連なる稜線は、蒼く澄んでいる…。
それは、旅立ちの朝。
戦士は剣の手入れを終え、大切そうに鞘へと収めた。
精霊遣いは読みかけの魔法書に栞を挟んで鞄にしまいこんだ。
弓使いは弦を締め、鏃を揃えている。
聖職者は大地母神への祈りを捧げ終え、仲間達に微笑みかけた…。
これより先に紡がれしは、
後の時代に古老の口から語り継がれる御伽噺
数多の吟遊詩人によって奏でられゆく英雄譚
艶やかに彩られし泡沫の夢
光宿したる「アクスフィン世界」の物語。

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2010年12月31日を以って終了致しました。
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