私は、千葉県の養老渓谷に毎年ワサビ取りに、葉ワサビと花ワサビを持ち帰り食すうちに色々な食べ方を覚えましたので皆様に紹介したいと思います。
皆さんがご存知のワサビは根の部分を擂って刺身やお鮨で食べますよね、ここで紹介するワサビは、茎つきの葉と花の部分で春に収穫できますので加工して食します。
一般の方は3〜5月頃スーパー等に、花ワサビが並びますから購入してください。結構高額ですよ。
ここで紹介する食べ方は熱処理をして辛味成分を出し1ヶ月間位食べられるように加工する方法です。
加工方法は色々と紹介されて食べ方も色々と有りますが、私なりの方法をここで紹介します。ここで調味料を使用しますが分量は正確に記載して有りありません。あくまでも目安ですのでご了承ください。

●熱処理準備
時間が経つと傷ついた部分や切り口が黒く変色してきますので摘んできた花ワサビは早めに熱処理をしてください葉ワサビと花ワサビは水洗いし軽く水切りをします。

葉ワサビと花ワサビをザクザクと3〜5センチ位に刻んでください。
★熱処理
手を開いた状態でワサビを2掴みザルに取り、上から熱湯を全体にサーツト掛け直ぐに大の計量スプーン一杯の砂糖を入れて素早く揉む様に混ぜてください。
熱いうちに完全密閉できる瓶に入れます。

ポリ袋を使うと便利
熱湯を掛けたら直ぐにポリ袋に入れて砂糖・塩等を加え空気を入れてポリ袋の根元を3回くらいネジリ大きく振り砂糖・塩等を混る。空気を抜いてポリ袋の上から揉む空気を抜いてポリ袋の根元を縛りこのまま梅酒の瓶に入れると便利です。

▲熱湯を掛けすぎた場合は揉んだ後に冷水に通してビンに入れてください。

●注 意
熱処理でワサビを揉むことで辛味成分が生まれ砂糖を加えると辛味が増す効果が有ります。
熱処理をしすぎると苦味が出ます注意してください。
ワサビの加工に使う容器は必ず密閉できるガラス瓶を使用す事、ビニール袋はワサビの辛味成分が抜けますので使用できません。大量に加工・保存は梅酒の瓶を使用するとよい。

●直ぐに食べる場合
おしたしやマヨネーズ和え等にする場合は、少し多目の熱湯を掛けてワサビがシンナリしたら塩を入れて揉む、砂糖は使わない。直ぐに冷水に入れて色止めをし直ぐに取り出してください。この状態でおしたし・マヨネーズ和え等で食べられます。美味しいかは保証できません。

●葉をオニギリにまく場合
刻まないで葉の原型で軽く熱処理して葉を広げて塩分を加えて手の平で叩き辛味を出して密閉容器に入れて12時間位で出来ます。おにぎりに巻いて食べてください。
なるべく早く食べてください時間が経つと辛味が抜けます
●熱処理
揉んだワサビは完全密封出来る瓶で12時間位置いてください。時間がくるまで途中でフタをあけてはだめよ。
時間が経過したら瓶のフタを開けるとワサビ独特の香りと鼻にツーンと刺激が走り眼に染みるよ。これで下処理が出来ました。

お急ぎの方はこの状態で醤油や麺ツユを掛けて食べられます。

酒粕で加工する方はこの状態で加工してください。
酒粕の粘着性のため辛味成分が閉じ込められ普通の容器でも辛味が暫くは保てます。

●ここからは応用編(加工)です。
★醤油漬け

完全密閉できる瓶を用意して、9文目くらいワサビ詰めてワサビが隠れるまで醤油を入れます。フタをして冷蔵庫で1日置けば食べられます。

●麺ツユ醤油漬け
私は、最近ですが醤油と麺ツユを同量混ぜたツユでワサビを漬けて楽しんでいます。

食べ方は色々、漬けたワサビを酒のつまみ、ご飯の友として、お茶付け、少し細かく刻みご飯と混ぜて、おにぎりの具として、応用しだいで食卓が楽しくなりますよ。

容器からワサビを出す場合は素早く長くフタを開けていると辛味成分が抜けます。

●最後に
ワサビ漬けは美味しかったですか ?
私の経験の加工ですが、他にもっとよい方法があるかもしれませ。あくまでも参考的な処理方法としてお役に立てば幸いです。
山菜加工は何度も加工してみないと素材を生かした調理方法が生まれてきません。皆さんも失敗を恐れず挑戦してみて下さい。