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OpenStreetMap Japan
皆で作る“自由”な地図、防災やビジネスにも広がる
出典:日経Linux 2014年6月号
p.18
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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2013年10月15日から16日にかけて日本列島を襲った台風26号。伊豆大島に、広範囲な土砂崩れなど大きな被害をもたらした。災害時、現地の人々に大事なのは一元化された正確な被害情報だ。その要望に応えたのが、OpenStreetMap Japan(OSMJ)のメンバーが中心になって作ったWebサイト、「伊豆大島台風26号被災状況マップ」である(写真1)。
台風直後の16日にはサイトを開設、土砂崩れや通行止めといった被害情報、支援物資の配布情報などを、地図の位置情報と共に次々に登録し、現地の住民を支援した。
写真2●オープンストリートマップ・ファウンデーション・ジャパン 代表理事の三浦広志氏
こんな活動ができるのは、OpenStreetMap(OSM)がオープンで自由な地図情報であり、そこに多くのメンバーが参加して、自ら率先して活動しているからだ。OSMJの支援組織、オープンストリートマップ・ファウンデーション・ジャパン 代表理事の三浦広志氏(写真2)は、「自由な地図だからこそ、多様な目的で深く入り込んだ情報を集められる。全体の情報量はGoogleマップのようなサービスにかなわないかもしれないが、特定の場所、特定の目的での情報なら、よほど詳しく役立つものを提供できる」と話す。
実際、伊豆大島市街の地図をGoogleマップと比べると、OSMの方が格段に詳細なのが分かる。
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