2014.6.27 05:02

後任人選は30日にも本格着手!基本はザック流強化継続

会見するザッケローニ監督(左から2人目)。その右は日本協会の大仁会長、続いて原専務理事(撮影・山田喜貴)

会見するザッケローニ監督(左から2人目)。その右は日本協会の大仁会長、続いて原専務理事(撮影・山田喜貴)【拡大】

 日本協会の原博実専務理事兼技術委員長(55)は、帰国後の30日にも臨時の技術委員会を開いて、ザッケローニ監督の後任の人選に本格的に着手する方針を示した。

 技術委員会には、欧州進出が進んで経験を積んだ選手を束ねるためにも、日本人ではなく外国人監督という基本方針がある。原専務理事はザッケローニ監督の攻撃的な戦術を評価。W杯は1次リーグ敗退に終わったが「この4年間を全て否定するのは間違っている。ザックのやり方を目指していくべきだと思う」と、今後も強化の方向性を継続する考えだ。

 現段階の最有力候補は、南アフリカW杯後にも接触したメキシコ出身のハビエル・アギレ氏(55)。監督として母国をW杯2大会で16強に導いた。今大会でコロンビア代表を率いるホセ・ペケルマン氏(64)も候補の一人。サラゴサ(スペイン)などで超攻撃的サッカーを見せたビクトル・フェルナンデス氏(53)らもリストに上がっている。

 一方、技術委員会のトップとしてザッケローニ監督を招聘(しょうへい)し、W杯で惨敗に終わった原専務理事や、他の日本協会幹部の責任を問う声が上がる可能性もある。

(紙面から)