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男児不明 立ち入り調査で顔を確認せず6月27日 4時17分
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東京・足立区の夫婦の4歳になる息子が行方不明になっている事件で、児童相談所が先月、立ち入り調査をした際、玄関先から室内にいる子どもの姿を見ただけで顔を確認していなかったことが、東京都への取材で分かりました。
夫婦は、人形を使って子どもの数をごまかしていた疑いがあり、東京都は確認の方法が妥当だったかどうか検討することにしています。
この事件は、東京・足立区の無職、皆川忍容疑者(30)と27歳の妻の、生存していれば4歳になる次男が行方不明になっているもので、横領事件で逮捕された皆川容疑者夫婦が、次男が行方不明になっている事実を隠し1年ほどにわたって次男分の児童手当や生活保護費およそ43万円を不正に受給していたとして、26日、詐欺の疑いで警視庁に再逮捕されました。
次男については児童相談所が調査を進めていましたが、東京都によりますと、先月16日に夫婦の部屋を2度にわたって立ち入り調査に入った際、いずれも玄関先から室内にいる子どもの姿を見ただけで、顔を確認していなかったことが分かりました。
警視庁によりますと、夫婦はことし3月にインターネットで子どもの大きさほどの人形を購入していて、この人形を使って子どもの数をごまかしていた疑いがあるということです。
児童相談所は、皆川容疑者から「妻の体調に配慮してほしい」と求められ、顔の確認まではしなかったとしていますが、東京都は確認の方法が妥当だったかどうか検討することにしています。
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