福家司
2014年6月27日03時00分
大阪府寝屋川市の市立東小学校の6年生と引率教諭ら約120人が26日、修学旅行で舞鶴市平の舞鶴引揚(ひきあげ)記念館を訪れ、戦後のシベリア抑留や引き揚げについて学ぶ平和学習に取り組んだ。
同校は昨年に続く訪問で、今月、同館の長嶺睦学芸員を招くなど事前学習を重ねてきた。この日は児童代表が全校生で折った千羽鶴を引き揚げ経験者で同館の「語り部」、原田二郎さん(89)=綾部市=とともに捧げ、引き揚げ船で使われていた鐘をついて祈った。この後、広島の原爆投下や地元大阪の大空襲、引き揚げの話などを織り込んだ平和を願う「よびかけ」を披露し、平和の歌2曲を合唱した。
この後、児童らは原田さんから過酷なシベリアでの抑留生活について話を聞いたり、館内を見学したりした。当時の服や靴などを実際にさわったり、身につけたりした。
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