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中国高官 台湾住民の声聞く姿勢強調
6月26日 17時20分

中国高官 台湾住民の声聞く姿勢強調
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中国政府で台湾政策を担当する閣僚級として、1949年の中台分断後初めて、台湾を訪問している高官は26日、地域の住民たちと交流する場を持ち、台湾の人々の声を聞く姿勢をアピールしました。

台湾を訪問しているのは、中国政府で台湾政策を担当する台湾事務弁公室の張志軍主任で、25日に台湾側の大陸委員会の王郁キ主任委員と閣僚級会談を行い、26日は、台湾北部の新北市で、公民館やお年寄りの介護施設などを訪れました。
張主任は、公民館で、ダンス教室に通う主婦らと肩を組んで写真を撮るなどして交流し、「皆さんが、ますます若返ることを願っています」などと声をかけていたほか、記者団に対して、「きょうはとても愉快で、本当の台湾社会に入り込み、台湾の民衆の生活を知ることができました」と話していました。
台湾では、ことし3月に、中国と結ばれたサービス分野の自由化協定に反対する学生たちが3週間余りにわたって議会を占拠する事態となり、住民の間で中国に対する警戒感が広がっています。
このため、張主任としては、今回の訪問を通して、台湾の人々の声を聞く姿勢をアピールするとともに、台湾政策を担当する当局のトップとして、みずから台湾社会の実情をつかみ、今後の統一に向けた働きかけに役立てたい考えとみられます。
※王郁キの「キ」は王ヘンに奇。

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