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皮膚がん「メラノーマ」の新薬 世界初承認へ
6月27日 4時17分

ほくろのがんとも呼ばれる皮膚がんの「メラノーマ」について、厚生労働省は、国内の製薬メーカーが開発した新たな治療薬を世界に先駆けて承認する方針を決めました。

メラノーマは、ほくろのがんとも呼ばれる皮膚がんの一種で、進行すると手術や抗がん剤などによる治療が難しい病気です。
26日、厚生労働省の専門家会議が開かれ、大阪市に本社がある小野薬品工業が開発したメラノーマの新たな治療薬「オプジーボ」を承認する方針を決めました。
この薬は体の免疫機能を弱める「PDー1」というタンパク質の働きを妨げることで、免疫にがん細胞を攻撃させてがん細胞の増殖を抑えるのが特徴で、承認されれば世界で初めてだということです。
新たな治療薬は近く正式に承認され、年内にも流通が始まる見通しです。
メラノーマは、国内では年間に少なくともおよそ1400人が発症し、700人が亡くなっていると推計されています。
患者で作る団体の徳永寛子代表は、「新たな治療薬の承認で救われる患者が増える。患者の数が少ない病気についても薬の開発や承認を進めてほしい」と話しています。

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