鈴木雅之、大瀧詠一さんの魂歌い継ぐ！時間旅行「楽しんで」

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　来年デビュー３５周年を迎える歌手、鈴木雅之（５７）が、９月１０日にカバーアルバム第２弾「ＤＩＳＣＯＶＥＲ　ＪＡＰＡＮＩＩ」を発売することが２６日、分かった。

　「日本のうたの再発見＝日本の再発見」をコンセプトに２０１１年に発売した第１弾は、日本レコード大賞で「優秀アルバム賞」を受賞。前回は東日本大震災がきっかけだったが、今回、鈴木を動かしたのはデビューを後押ししてくれた恩師であり、尊敬する歌手、大瀧詠一さん（享年６５）が昨年暮れに亡くなったことだ。

　「ボーカリストとして誰の心にも残る『歌』、日本の名曲を歌い継いでいくことの大切さを改めて感じた」という鈴木は、再びカバー盤の発売を決意。大瀧さんの「幸せな結末」や大瀧さんが所属したナイアガラ・トライアングルの「夜明け前の浜辺」、親交があった作曲家、故服部良一さん作曲の「恋は陽気にスイングで」、故三橋美智也さんの「星屑の町」など、自身が歌い継ぎたい曲をセレクトした。

　“ラブソングの王様”と呼ばれる圧倒的な歌唱力で、名曲に新たな息吹を吹き込んだ鈴木は「このアルバムを聴くことで時空を超えたサウンド・トリップ（時間旅行）を楽しんでもらえたら」とアピール。珠玉のアルバムを引っさげ、９月１３日から全国ツアーをスタートさせる。

（紙面から）