京都大医学研究チーム「おむつかぶれ」の原因を解明!2種類の白血球が関与していた事を発表
赤ちゃん、高齢者介護者で問題となっている「おむつかぶれ」・・とにかく1度かかると治るまで時間を費やす。その悩みを改善するために京都大医学研究チームが動き出しマウスを使っての実験を行ったところ、遂にその原因を突き止めたとのこと。新薬や効果的な治療法の開発につながる道が開けたということになる
更新日: 2014年04月11日
赤ちゃん、高齢者介護者で問題となっている「おむつかぶれ」・・とにかく1度かかると治るまで時間を費やす。その悩みを改善するために京都大医学研究チームが動き出しマウスを使っての実験を行ったところ、遂にその原因を突き止めたとのこと。新薬や効果的な治療法の開発につながる道が開けたということになる
更新日: 2014年04月11日
・ 京大研究チームが「おむつかぶれ」の原因を解明!
「おむつかぶれ」など刺激物が皮膚に触れて炎症が起こる刺激性皮膚炎の仕組みの一端を、京都大医学研究科の中嶋千紗助教らのグループがマウスの実験で突き止めた。
画像はイメージです
10日付の米科学誌電子版に発表した。
おむつかぶれは、おむつにおおわれた皮膚に起きた炎症で、医学的には「おむつ皮膚炎」といいます。
おしり全体が赤くなったり、ポツポツとあせものような湿疹として現れることもあります。
夏場はおむつの中もあせもができやすく、おむつかぶれかと思ったら実はあせもだったという場合もよくあります。
おむつかぶれは排泄(はいせつ)物による刺激で起きる皮膚炎。赤ちゃんだけでなく、高齢者介護でも問題になっている。
研究発表によると・・「"2種類の白血球が関与"」していたとのこと
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これまでの研究で、白血球のうち好酸球と好塩基球の2種類がアトピー性皮膚炎などアレルギー反応と関連することが分かっている。グループは、2種類とも外部からの刺激で起きた炎症部分に集まることに着目した。
2種類の白血球が関与することで炎症を悪化させていた。
GettyImages Photo by Duncan Smith / Photodisc
刺激性接触皮膚炎は化学物質による刺激でも起こるため、遺伝子操作で好酸球をなくしたマウスに薬剤を塗って炎症を起こしたところ、普通のマウスに比べ、かぶれなどの炎症が少なかった。
好塩基球をなくしたマウスでは好酸球が炎症部分に集まりにくかったため、好塩基球が好酸球を呼び寄せるのに関与していることが判明。皮膚炎の悪化には両方が関わっていることが分かった。
刺激性接触皮膚炎は塗り薬(ステロイド外用剤)を使う治療が一般的だが、皮膚が薄くなったり赤みが増したりすることがある。中嶋千紗助教は「より副作用の少ない治療法開発に役立つと期待される」と話す。
■ 新薬や"効果的な治療法"の開発につながる手がかりとなった
中嶋助教は「好酸球と好塩基球をターゲットにして新しい治療法が考えられるのではないか」と話している。
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ダニなど特定の物質が引き起こすアトピー性皮膚炎のようなアレルギーとは異なり、炎症が起きる仕組みはよくわかっていなかった。
効果的な治療法の開発につながる可能性がある。
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