星野監督の球宴前復帰難しい　「まだ杖必要」と球団社長

　楽天の立花陽三球団社長（４３）は２５日、コボスタ宮城で取材に対し、東京都内で休養していた星野仙一監督（６７）と仙台市内で緊急会談し、球宴前に復帰する可能性について「今の段階では難しいという感じを受けた」と私見を明かした。

　難病の黄色靱帯（じんたい）骨化症と椎間板ヘルニアを併発した指揮官は先月２６日から現場を離れているが、手術は成功。この日、東京都内の療養先から仙台市内の自宅に戻り、リハビリを進めているという。

　昼食を取りながら約１時間の経過報告を受けた立花社長は「少しお痩せになった」と印象を語った上で、「チームの状況は心配していましたが、基本的には元気だった。まだ歩くのにはつえが必要のようですが」と現状を説明した。

　今後のプランは未定。立花社長は、パの指揮を執ることになっている来月１８日、１９日の「マツダオールスターゲーム２０１４」での復帰についても慎重な見解を示し、「焦って出ても、というのもある」と体調の回復を最優先してもらう考えを強調した。（井上学）