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 インターネット上に掲載された不適切な個人情報の削除を求める「忘れられる権利」を巡り、米検索サイト大手「グーグル」は26日までに、要請に基づいて削除を始めた。ウォールストリート・ジャーナル紙(電子版)など米メディアが伝えた。

 グーグルは個々の要請を審査した上で削除の作業をしており、「まだ初期に要請があったわずかな分しか終わっておらず、今後なるべく早く作業を進めていく」としている。

 グーグルには、欧州連合(EU)司法裁判所が「忘れられる権利」を認める判決を出した5月から6月2日までに、約4万1千件以上の削除要請が寄せられていた。(サンフランシスコ=宮地ゆう)