2014-06-26

米国マッチョイズムとイケメン関係

アメリカは、世界でも特にマッチョ礼賛、筋肉信仰が強い国だと言われている。よくスポーツ舞台で話題になるステロイド、いわゆる筋肉増強剤であるが、この薬の典型的使用者像というのは、実はプロスポーツ選手ではないのだ。中流以上の30歳前後ホワイトカラーがそれだ。安定した仕事につき、それなりの社会的立場も得たサラリーマンが、次に求めるのが筋肉なのである別に仕事必要なわけではない。動機アメリカ人なら誰でも持っているであろう筋肉に対するあこがれとコンプレックスなのである

それと比較して日本はあまり筋肉信仰は強くないと言える。男性セックスシンボルジャニーズの線の細い美少年であるし、女性セックスシンボルセクシーよりも可愛いが優先される。男性であることよりも、女性的(身体的に子供っぽい)であることが優先される世の中だ。もちろんマッチョはそれなりにモテるだろうが、アメリカと比べるとその扱いの差は歴然だ。

では、この2国の筋肉に対する扱いの差はなぜなのだろうか。

アメリカには白人黒人アジア系ヒスパニック中東系など様々な人種がいる。だから日本と比べて多種多様な顔の人が暮らしている。その中で、もし単一美男子像を作ろうとしたらどうなるだろうか。白人美男子には黒人美男子は絶対になれないし、黒人美男子にはアジア系美男子は絶対になれない。逆も然りだ。全くタイプの異なる顔が存在している中で、単一美男子像を作ることは不可能なのだ。肌が白い方が良いのか、黒い方が良いのか、鼻は高い方が良いのか、低い方が良いのか…、というように、生まれもった顔のタイプがある中で一つの理想像を作ることは人種差別につながるので、心情的には避けたいのだ。そこで、すべての男に共通する、競い合うためのルール必要になる。

それが筋肉である。いかなる人種の男も、鍛えさえすればマッチョになることが出来る(アメリカ人はそう思い込んでる)。筋肉人種を超えたセックスアピールになるということである

一方日本では、基本的には皆アジア系なので顔のタイプは皆似通っているし、ブサメンであれイケメンであれ、その理由を先天的人種民族に求める人はまずいないだろう。なので、単一美男子像を想像することは可能だし、そこに先天的平等存在しない。ということで、筋肉をアピールする前にイケメンブサメンも決まっているのであるマッチョになってもイケメンイケメンだし、ブサメンブサメンなのだ

ということで、アメリカ人筋肉信仰原始的に見えてより進んだ社会象徴である、という説を唱えた。もちろんこれは何のデータもない私の思いつきだ。アメリカ人男性の逞しく芳しいヌードを見ていてふと思いついたことだ。でも意外と的を射ていたらいいな。

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    • http://anond.hatelabo.jp/20140626222229

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  • http://anond.hatelabo.jp/20140626214042

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