前田大輔
2014年6月25日21時38分
東京都議会で晩婚化対策を質問した塩村文夏(あやか)都議(35)が「早く結婚した方がいい」とヤジを浴びた問題で、都議会は25日、信頼回復と再発防止に努める決議案を可決した。他のヤジの発言者の特定を求める決議案も提出されたが、最大会派の自民などの反対で否決された。国内外から批判されたが、都議会は事実上の幕引きを図る構えだ。
可決した決議案は「女性議員に対し、人権侵害と言われかねない不規則発言が発せられ、都民の信頼を損ねた」と指摘。「二度と起こらないよう再発防止に努める」と記した。自民、公明など5会派が提出した。
この決議案に先立ち、共産は、ヤジを認めて自民会派を離脱した鈴木章浩都議(51)の辞職や、他のヤジの発言者の辞職を求める決議案を提出したが、否決された。塩村都議が所属するみんなの党は、他の不規則発言をした議員の特定を求める決議案を出したが、反対多数で否決された。
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