ニュース詳細
米政府 原油輸出を一部の会社に認める6月26日 8時45分
K10055115811_1406261017_1406261023.mp4
アメリカで「シェールオイル」と呼ばれる原油の生産が急増し、長年制限されてきた原油の輸出を解禁すべきだという声が高まるなか、アメリカ政府が一部の石油会社に原油の輸出を認め、制限が部分的に緩和されたという受け止めも出ています。
アメリカでは、シェール層という岩盤から原油や天然ガスを取り出す技術開発によって、シェールオイルと呼ばれる原油の生産量が飛躍的に増加しています。
これをきっかけに、アメリカ国内では1970年代の石油危機からおよそ40年間にわたって法律で制限されてきた原油の輸出を解禁すべきだという声が高まっています。
こうしたなか、アメリカ政府が一部の石油会社にアメリカ産の原油の輸出を認めたことが明らかになりました。
会社側によりますと、アメリカ政府は今回、対象となった原油を一定の加工が施された燃料として分類し、輸出できるようにしたということで、アメリカ国内では政府が輸出制限を部分的に緩和したという受け止めも出ています。
アメリカ産原油の輸出については、推進論が強まる一方で、国内企業のために使うべきだなどとして根強い反対論もあります。
このためホワイトハウスのアーネスト報道官は25日、「原油輸出についての政府の政策に変更はない」と述べて政府内で慎重な検討を続けていることを強調していて、今後、本格的な輸出解禁に向けた議論の行方が注目されます。
[関連ニュース]
|
[関連ニュース] 自動検索 |
|
[関連リンク] |
|