【W杯】渋谷もテンション低く “女性DJポリス”大役終え笑顔も日本敗戦には複雑…
2014年6月26日6時0分 スポーツ報知
東京・渋谷では、日本代表のビッグマッチでサポーターが大騒ぎすることが恒例だったが、25日はさすがに元気なし。敗退に加え、試合終了が午前7時だったことも手伝い、一様にテンションは低かった。JR渋谷駅前では「ニッポンコール」は起こったものの、中核の数人の他にコールする人もなく即終了。ハイタッチで騒ごうとしたサポーターも、警官の「ここで騒がないで下さい」の一言でシュンとなった。
日本の過去2戦、周辺で交通整理にあたった“女性DJポリス”は今回も出動した。「初めての不安もあって緊張しましたけど、3回とも大きな騒ぎがなくてホッとしています」と大役を終え、笑顔。警視庁機動隊広報班所属で20代のポリスは、日本敗退については「…う~ん、何とも言えないですね」と話し、試合結果は残念だが、騒ぎは減ったという“板挟み”に苦笑いを見せた。自らが「美人DJポリス」として注目されたことには戸惑いを見せていたが、両親は活躍ぶりを喜んでいたという。
警視庁は800人態勢で警備。渋谷駅前のスクランブル交差点では「斜め横断禁止」の規制が敷かれていたが、試合終了1時間後の午前8時には解除され、警備の警官も一気に撤収した。コートジボワール戦は完全撤収に約2時間、ギリシャ戦は約1時間30分かかっていたが、今回のW杯で“最速撤収”となった。
この日の渋谷で唯一のお騒がせは、1人の白人男性。ワイン片手に何やらつぶやきながら、小さな紙に火をつけて駅前のハチ公像を燃やそうとし、すぐさま警官数人に取り押さえられた。警視庁によると、逮捕は見送られたという。