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都議会、セクハラやじにうやむや決着 信頼回復決議も「産めないのか」発言特定決議案は否決

2014年6月26日6時0分  スポーツ報知

 東京都議会は25日、6月議会の最終本会議を開いた。セクハラやじを浴びた塩村文夏都議(35)が所属するみんなの党会派と民主党は、やじの一部発言を認めた鈴木章浩都議(51)=自民会派離脱=以外の“やじ議員”特定を求める決議案を提出したが、最大会派の自民党などが否決した。問題はうやむや決着で事実上の幕引きとなった。

 一方で自民、公明、民主、結いと維新、みんなの党の5会派は、議会の信頼回復を求める決議案を共同提出し、これは賛成多数で可決された。共産党は、鈴木氏に議員辞職を求めたが、否決された。

 20日に塩村氏は発言者の特定と処分を求める要求書を吉野利明議長に提出を試みたが、議長は「発言者が特定されていない」として受理せず。塩村氏は「産めないのか」などのやじもあったとしているが、自民は聞き取り調査で、「早く結婚した方がいいんじゃないか」という発言だけを認めた鈴木都議以外の発言者は確認されなかったと結論付けている。

 閉会後、塩村氏は「すべてが解決したわけではないが、ひとつの区切り。私は私ができることをやっていきたい」と、あらためて真相究明を求める考えを示した。議場最前列の1人会派「都議会再生」の席に着いた鈴木氏は、閉会後、報道陣の問いかけに応えず、足早に立ち去った。

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