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マンギョンボン号 制裁解除見越し帰港か6月26日 18時05分
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日本政府による制裁措置で日本への入港が禁止されている北朝鮮の貨客船マンギョンボン号は、北部にあるドックに移されていましたが、最近になって、ふだん停泊している港に戻されていることが分かり、北朝鮮としては、来月行われる日本との協議を前に将来の制裁解除を見越して帰港させたのではないかとみられています。
北朝鮮の貨客船マンギョンボン号は、東部のウォンサンと日本の新潟との間を運航していましたが、北朝鮮がミサイルを発射したのを受けて実施された制裁措置で、2006年から日本への入港が禁止されています。
先月、マンギョンボン号は、北東部のラソンにあるドックに移されているのが確認され、定期検査が行われたと見られていますが、最近になって、ウォンサンの港に戻されていることが分かりました。
北朝鮮に対する制裁措置を巡っては先月、スウェーデンで行われた日朝の政府間協議で、北朝鮮が拉致被害者などのための「特別調査委員会」を立ち上げ、調査を開始すれば日本側が人道目的の北朝鮮船舶が日本に入港することを認めることで合意しています。
日本政府は「マンギョンボン号は解除の対象に含まれない」との見解を示していますが、北朝鮮としては来月1日に中国で行われる日本との政府間協議で、「特別調査委員会」について説明するのに合わせて、将来の制裁解除を見越し帰港させたのではないかとみられています。
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