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猛毒サリンの未公開写真 NHK入手6月26日 19時12分
オウム真理教による地下鉄サリン事件で使われた猛毒の化学兵器、サリンを撮影した警察の未公開写真をNHKが独自に入手しました。撮影されたサリンは、不純物が混じっているために茶色く濁っていて、防毒マスクを装着した警察関係者が慎重に調べている様子が写されています。
これは、平成7年3月20日、日本の中枢、東京・霞が関を狙って起きた地下鉄サリン事件の現場から警察が採取したサリンの未公開写真です。
NHKが独自に入手しました。
地下鉄サリン事件では、東京都心を走る地下鉄の丸ノ内線と日比谷線、それに千代田線の車内に猛毒のサリンがまかれ、13人が死亡、およそ6300人が被害を受けました。
撮影されたサリンは、東京の地下鉄千代田線の霞ケ関駅などで採取されたサリンの液体で、透明の袋の中に茶色く濁った液体が入っています。
警察関係者が防毒マスクと手袋を装着して、慎重に液体を調べている様子が撮影されています。
また、容器に入れられたサリンの液体は、不純物が混じっているために茶色の層と透明の層の2つの層に分離しています。
27日で発生から20年になる松本サリン事件では、地下鉄サリン事件よりもはるかに純度が高く、殺傷力が強いサリンが大気中にまかれ、8人が死亡、140人以上が被害を受けました。
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