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西アフリカ エボラ感染300人超死亡
6月26日 19時26分

西アフリカのギニアを中心に感染が広がっているエボラ出血熱で、死亡した人の数はこれまでに300人を超え、現地で治療に当たる国際NGOは「制御できない状況」だとして、各国政府などに大規模な支援を求めています。

エボラ出血熱は、ことし3月に西アフリカのギニア南部で流行し始め、これまでに隣国のリベリアやシエラレオネの合わせて3か国で、感染が確認されるなど拡大を続けています。
WHO=世界保健機関のまとめによりますと、これまでに感染者や感染が疑われる患者は3か国でおよそ600人に上り、このうち338人が死亡しました。
これについて、現地で治療に当たっている国際NGO「国境なき医師団」は報道資料を発表し、さらに感染が拡大するおそれが高いとして「われわれの対応能力も限界で、制御できない状況だ」としています。
そのうえで、感染拡大に歯止めをかけるには「各国政府と援助団体による大規模な支援が必要だ」と訴えています。
エボラ出血熱は、高い熱が出て全身から出血するウイルス性の感染症で、致死率は90%に達するとされ、外務省はギニア、リベリア、それにシエラレオネに渡航する際は最新の情報を入手し、野生動物の肉を食べないなどして感染の予防を心がけるよう注意を呼びかけています。

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