高速道路:渋滞回避で料金軽減の新制度 16年度以降導入
毎日新聞 2014年06月26日 08時59分
国土交通省は25日、渋滞を避けるため高速道路から一般道に出た車が、再び高速を利用する場合の料金負担を軽減する仕組みを2016年度以降に導入する方針を決めた。混雑する区間の利用を分散し、渋滞を緩和する狙い。同日の審議会で報告した。
現在の料金制度は、いったん高速道路を出た車が再び高速を利用する場合、鉄道の初乗り運賃に当たる「ターミナルチャージ」が2度掛かり割高となるが、国交省は二重取りしない課金方法などを検討する。
軽減制度は、高速道路の利用状況を把握できる高度道路交通システム(ITS)の情報を活用。ITSに対応した自動料金収受システム(ETC)機器を搭載した車が制度の対象になる。(共同)