わたしはやさしい人間である。
大事なことなので繰り返すがわたしはやさしい人間である。
誰も言わないのでもう一度書くがわたしはやさしい人間である。
キッチュでファニーな愛されキャラである。
水玉のアイコンが似合うポップでセクシーかつタイトでキュートなヒップがシュールなジョークとムードなブロガーである。
ライダースは、今は暑くて着てない。
やさしい人間であるわたしが、現在一番気にかけているのは、id:netcraft氏。
とはいえオッサン相手にぱにょりたいわけではない。
それはわたしが、やさしいからに他ならない。
悪羅悪羅ではないのである。メモれ、コピれ。
みな覚えておきなさい。
急激に燃え尽きようが、どーしようが、オッサンで、いい大人なのだし、しかも社長だし、結婚もしてるし、金もあるだろうから、現実的には知ったことではないけれども(いや、でも優しいのだ)とはいえあの愚直で不器用な生き急ぎっぷりは、見ていて初めてのお使いを見守る親の気持ちになって、ブログを見るたびに頭の中にはBBクイーンズが流れる。
・腐りきった世の中を、ネットを、もっとカオスにしたいと思っている - はてな村定点観測所
ネトクラ氏の、今日の、この記事は非常に煽情的で、懐古主義の匂いに満ちていた。
私はまだリアルもネットも可能性も信じている。特にネットが大きく変われば、世の中も変わっていくと思う。だから、予定調和のはてなを残念に思う。はてなにはネットの黒い部分も含めて様々なエネルギーが集結している。しかし、はてな運営は健全な明るいはてなしか見ていない。私はそこに運営の貧困を見ている。
はてなはレガシーだ。日本のネットおたく文化はもっと大きく飛翔できる可能性があったのに、はてなはそれを止めてしまった。はてなはPressoをリリースした。株式会社ミクシィがmixiを見放したように、はてながニュースアプリへと変身を遂げて、はてブユーザーを見捨てる日が来るかもしれない。そうなっては全てが遅いのだ。
世の中を、ネットを、もっとカオスにしていこう。自由を取り戻そう。そのためにはみんなの力が必要だ。はてなブックマークユーザー会オフラインミーティングでは、厳正な秩序を求める今のネット社会に対してええじゃないか運動を起こすことを目的の一つにしている。みんな集まろうぜ!
これに対して単に「オフはお祭り」と考えていたブクマラーは「何この楽しげな新歓だと思って行ったら思いっきり政治系サークルだったみたいなやつ」「やっちまったなー!」と冷ややかにコメントを浴びせているが、ネトクラ氏は単に変節していないだけであって、それは4/25の
・悪夢みたいな世界で生きていくこと - はてな村定点観測所
はてなブックマークを毎日チェックしていると、鬱になることがある。
社会には学歴や年収や東京と郊外や容姿など様々な格差が存在し、それに気づかない大衆が大勢存在し、政治は斜め上の方向に右傾化が進んでいて、ネトウヨがインターネットを席巻し、人々はクズの後光にすがりながら日常生活を社会に寄生しながら生きている。スピッツでいうと「ゴミできらめく世界」だ。
(中略)
その構造を攻撃しない限り、現状の体制は維持される。その攻撃ってサヨク的な革命を意味しているわけじゃなくて、私達はその構造に気づき、異議を申し立てる権利があると思う。無知蒙昧な大衆がそれをかき消すのではなくて、いつか人々が自発的にその構造に気づいて世の中を変えていく日が来るんじゃないかと私はまだ信じている。それだけに毎日が苦しいな。
はてなブックマークを見ていて変わらない構造に涙をこぼすときがある。その気持ちを自分はいつまで維持できるんだろうって考えることもある。歯がゆい。
この記事にも非常によくあらわれている。
画像も同じだ。
もともとの指向はさほど変わらないのだろうが、参加者に「いやー、実際はですねー」と言うものが必要かどうかまでは知らないしそんなアフターフォローまで考える関係性でもない。
かしこい大人の集まりなんだから、知らん。
ウチでは、過去にネトクラ氏を甲斐にたとえて半分創作にもした。
・はてなブクマラーの一番長い日 - あざなえるなわのごとし
甲斐は、OVAパトレイバーの中で自衛隊の一部と共に蜂起しテロを起こした人物*1。
学生運動に間に合わなかった押井守の写し身。
だから言ってたのに。
レヴォリューション / 『機動警察パトレイバー』より - YouTube
ネトクラ氏のブログを見ていると解るのだが、基本的に自分語りが多い。
4/30のはてなブックマーク・ユーザー会を結成しようぜ!以降はオフネタが続いたが、5/3はオウムとムー、5/4は父親、5/16には母親。
かつての仕事、現行の環境。
そしてそういう記事に限って反応が良い。
ネトクラ氏は、基本真面目で文体が固く記事の読み口が重い。
ので思想辺りを語ると、途端リーダビリティが悪くなりブクマが伸びづらくなる。*2
5/10に「ネガコメっていいよね」と語っていたのに5/21にはアイコンの写真を批判され二次元に変更してしまうのも危なっかしい。
「アイコンが気にいらないだと?!お前が目を逸らせや!あぁ?!!!」
くらいの返し、もしくはネタにするかと思いきや二次元にしてしまった。
しかし、そういう対応はメタにも打ち手として悪い。
ミラーサングラスに変更して、そういう危なさは薄まったがオフを前にして
5/30 結婚の想いで
理想の結婚と浮気症の自分 - はてな村定点観測所
↓↓↓
6/24 離婚しようかな…
離婚しようと思っている。二次元に撤退しようかな - はてな村定点観測所
ひと月でここまで変われる
ただそれだけのことが麻呂にとって
恐怖であり、同時に存在の証明でもあった
5末に結婚の話→6末に離婚話。
これでは、さすがに「おいおいおいおいおいおい」どころではない。
そりゃあ見放すブクマラーも出てくる。
自分を記事として切り取り語るのは、危険な側面もある。
ブログと自分の精神の距離感が近すぎる。
批判されれば自分の思考だけではなく、過ごした時間や人生も批判されることになる。
だから危うい。
ゲバ棒振りかざし拡声器で叫ぶ先導者が不安定では誰もついては来ない。
誰もレミングスになんて憧れてない。
「数ヶ月間ホテントリでよく見かけたひと」
「あのオフ会とか言ってた社長」
いずれそう呼ばれたいのであれば離婚でも浮気でもオフパコでも釣りでも煽りでもやればよろしいが、長期戦略的に見れば兵站も整わないままに感情をさらけ出し煽情的に理想を叫び先導する行為ばかりでは、それこそ実際に話したいと思えないだろうし、その先には崖しか見えない。
周辺も企画・運営関係者も含め、トイレだの、増田でスパムだの、誘っただ誘ってないだのなんだかんだ……。
舞台はミスキャストで一杯。
誰もその役を望んじゃいないのにな。素敵な話じゃないか。
これが俺達のブックマーカー会ってやつさ*3。
生き急いでいるなぁ…。
7/12までに方舟が瓦解しそうな勢い。
オフに参加しないけれど、わたしは優しいので記事にしてみた。
優しくなければ、ブックメーカーで「オフ参加者はひと桁」にベットしたろう。
最期にもういちど繰り返すが、わたしは優しい人間である。
エキゾチックでピュアなファンシーゲリラなのだ。
なので、エゴサで辿りつく氏に、この歌でも送ろう。
かなた~から戦車の~キャタピラ~聞こえる~♪