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政治
【歴史戦 第3部 慰安婦 韓国との対話(5)】慰安婦、無意味な配慮より韓国元高官も求める論争を ただしメディアは反日一色
2014.6.26 13:17
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「淡々と協議した方がいい。それが日韓が大きく対立しているように見えても、むしろしこりが少なくてすむ方法という気がする」
趙は23日付のハンギョレ新聞(電子版)でも、次のように書いていた。
「交通事故に比喩してみると、運転者同士が顔を赤らめて取り組むよりは、弁護士を通じて法規定により淡々と処理することだ」
もちろん、解決済みの問題について協議に応じることは相手の土俵に立つことになるとの見方もあろうが、趙の意見もうなずける。このまま外交的な対立を続けて両国の国民感情が悪化するのに任せるよりも、当面は仲裁機関に委ねるのも選択肢として検討すべきアイデアだと感じた。
日本が波風を立てないように積み重ねた外交的配慮が結局、韓国に通じなかったのは官房長官、河野洋平の談話の検証結果を見ても明らかだ。ならば、堂々と論争して決着をつけることも一考に値するのではないか。(阿比留瑠比)
◇
今回の取材で、複数の韓国識者から「多元」という言葉を何度か耳にした。韓国は民主主義国家なので、以前と比べて多元主義化しており、さまざまな声が出てくるようになったということだった。
ただ残念ながら、「多元化した」と言いながらも、いまの韓国では日本絡みの新たな声はほとんど無視されるか、あるいは封印されている。
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