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クロマグロ漁獲量の国際合意 韓国に順守要請6月26日 4時12分
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資源保護の動きが強まっている太平洋クロマグロについて、ほとんどを日本に輸出している韓国の漁獲量が国際的な合意の上限を超えるおそれがあるとして、水産庁は韓国の当局に対し合意を確実に守るよう異例の要請を行いました。
太平洋クロマグロは過去最低の水準の近くまで資源量が少なくなったため、親になる前の漁獲量を、ことしは少なくとも2002年から3年間の平均より15%削減することが去年の国際会議で決まっています。
水産庁によりますと、漁獲量のおよそ90%を日本に輸出している韓国からのクロマグロの輸入量が国際的な合意で韓国に認められた上限の半分以上まで達したということです。
クロマグロの漁は来月にかけてピークを迎え、今後さらに増加すると上限を超えるおそれがあるとして、水産庁は今月、韓国の海洋水産省に担当官を派遣し、国際的な合意を確実に守るよう異例の要請を行いました。
あわせて日本の輸入業者や卸売業者などにも、韓国からの輸入を抑制するよう協力を求めました。
クロマグロの世界最大の消費国の日本は、ことし9月に開かれる国際会議で削減をより厳しくすることを提案する方針ですが、今回の要請は提案の受け入れに慎重な韓国をけん制するねらいがあるものとみられます。
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