【雑談】 華緒&佐久間
「……お、お、お久しぶりです。皆様お元気でしたでしょうか」
「何を照れてるの華緒?」
「照れもしますよ。『HAPPY』後、初めてなんですよ、人前に出るの。
は、恥ずかしいですー」
「なにも僕の後ろに隠れなくても。…ああもう、可愛いなあ。もう人前に出したくないとか言ったら緒方くんに殺されたりするんだろうか」
「それはそれで各方面が困ります……あ、先輩、そういえば、こけらが短編出してましたね」
「『Boy A La Mode』だね。大昔の蔵出し作品をここで出すかと呆れたよ。しかもあまり上手くないやつを恥ずかしげもなく」
「2003年でしょ。もう11年も前の作品ですよ。何を血迷ったんでしょうね」
「ほんとにね。『HAPPY』後、こけらは二作書いて、更に現在も新作を書いているんだが、「なろう」さんの方に出せるものが何もないとあれこれひっくり返していたようだよ。長編も短編もあれこれあるけど、笑ってもらえるのをさがしていたらしい。
ま、あれも大して笑えないし、キャラ被っててどっちがどっちかわからないし、構成も仕掛けも下手くそだけどね。今見るとすさまじいね」
「よくあんなんで作家名乗ってたもんですね、あの頃。恐ろしいなあ」
「まあまだ脚本もやってなかった頃だしね。しかし改稿するでもなく手を加えるでもなく、そのまま出すのはいただけないよ。他にもいろいろマシものもあるだろうに、素性がバレるのが怖くて出せないなんて失礼極まりないよね」
「優しい読者の方が笑ってスルーしてくださるのを願うばかりですね」
「ホントに優しい方々ばかりだよ。読んだかい華緒。素晴らしいレビューを。レビュー書いてくれる人がいただけでも感動するじゃないか。ありがたいよね」
「本当です。そして本編を読んでくださったご新規様にも心からお礼を。本当にありがとうございます! 今後もレビューや感想お待ちしておりますので!! ……ところで先輩、こけらは今なにやってんですか?」
「それがねえ……。どうも今やってる新作は違うところに需要がありそうだから、「なろう」さんの方にはまた別の新作を上げるらしいよ。……それが見鬼眼外伝【5】か、あるいはようやく『VOICES』のシリーズ本編か、らしいけど」
「やっと【5】ですか!! 緒方救済とかって言ってましたけど?」
「うーん、正直僕は複雑だなあ。あのプロットじゃ僕が損な役回りじゃないか?」
「そんなことないですよ!! 先輩はどんなことをしても素敵ですよ!!」
「……華緒、煽ってるの? ダメだよ。そんなこと言ったら今日も寝かさないよ?」
「だ、だめですよ! そ、そんなこと言っちゃ……でも、あの、あの、先輩が素敵なのは間違いないので……」
「……金毛犼たるこの僕を、ここまで振り回すなんてね。君はいつから魔性の女になったんだろう。……そうだ、華緒、旅行にでも行く? ほら、善果の南高原。あそこのロッヂなら降るような星月夜を見ることができるよ? そこで愛を語り合うのも悪くないじゃないか。璿璣に乗ればひとっ飛びだし」
「……某作品のパロはナシですよ、先輩。南高原は八狐子を思い出すので、行きたくないです」
「そうか……じゃあハワイにするか」
「だからパロはナシですって! あのマンションでも充分です。満天の星も水平線まで見える海も、あそこからなら独り占めじゃないですか。……私は、その、先輩と一緒なら、旅行になって行かなくても充分なんです」
「煽るのはダメだと僕も言わなかったかな? ほら捕まえた! もう逃がさないよ?」
「きゃあ! ……もう読者様がどん引きしますってば! えーと、出来るだけ早めに【5】をお目にかけたいとこけらが申しておりますので、皆様にはどうかもうしばらくお待ちくださいませ。……って、思い出した! 先輩、今日也子ちゃん家に行かないとですよ!」
「はあ? 何しに?」
「也子ちゃんの誕生日です。ほら、放っておいたら若槻先生が花束持ってプロポーズに来かねないので、みんなに来て欲しいって言ってたじゃないですか。そろそろ時間ですよ」
「……難訓に暗示を頼めばいいものを。あくまでも僕たちを邪魔する気ですね、こけら」
「何をぶつぶつ言ってるんです? ほら行きますよ先輩」
「……ま、いいでしょう。あんな作者でも。華緒を僕にくれたところは評価してやらないとね」
「いやん、そんなに抱きついたらくすぐったいです先輩ったら。さ、行きましょう!!」
「何を照れてるの華緒?」
「照れもしますよ。『HAPPY』後、初めてなんですよ、人前に出るの。
は、恥ずかしいですー」
「なにも僕の後ろに隠れなくても。…ああもう、可愛いなあ。もう人前に出したくないとか言ったら緒方くんに殺されたりするんだろうか」
「それはそれで各方面が困ります……あ、先輩、そういえば、こけらが短編出してましたね」
「『Boy A La Mode』だね。大昔の蔵出し作品をここで出すかと呆れたよ。しかもあまり上手くないやつを恥ずかしげもなく」
「2003年でしょ。もう11年も前の作品ですよ。何を血迷ったんでしょうね」
「ほんとにね。『HAPPY』後、こけらは二作書いて、更に現在も新作を書いているんだが、「なろう」さんの方に出せるものが何もないとあれこれひっくり返していたようだよ。長編も短編もあれこれあるけど、笑ってもらえるのをさがしていたらしい。
ま、あれも大して笑えないし、キャラ被っててどっちがどっちかわからないし、構成も仕掛けも下手くそだけどね。今見るとすさまじいね」
「よくあんなんで作家名乗ってたもんですね、あの頃。恐ろしいなあ」
「まあまだ脚本もやってなかった頃だしね。しかし改稿するでもなく手を加えるでもなく、そのまま出すのはいただけないよ。他にもいろいろマシものもあるだろうに、素性がバレるのが怖くて出せないなんて失礼極まりないよね」
「優しい読者の方が笑ってスルーしてくださるのを願うばかりですね」
「ホントに優しい方々ばかりだよ。読んだかい華緒。素晴らしいレビューを。レビュー書いてくれる人がいただけでも感動するじゃないか。ありがたいよね」
「本当です。そして本編を読んでくださったご新規様にも心からお礼を。本当にありがとうございます! 今後もレビューや感想お待ちしておりますので!! ……ところで先輩、こけらは今なにやってんですか?」
「それがねえ……。どうも今やってる新作は違うところに需要がありそうだから、「なろう」さんの方にはまた別の新作を上げるらしいよ。……それが見鬼眼外伝【5】か、あるいはようやく『VOICES』のシリーズ本編か、らしいけど」
「やっと【5】ですか!! 緒方救済とかって言ってましたけど?」
「うーん、正直僕は複雑だなあ。あのプロットじゃ僕が損な役回りじゃないか?」
「そんなことないですよ!! 先輩はどんなことをしても素敵ですよ!!」
「……華緒、煽ってるの? ダメだよ。そんなこと言ったら今日も寝かさないよ?」
「だ、だめですよ! そ、そんなこと言っちゃ……でも、あの、あの、先輩が素敵なのは間違いないので……」
「……金毛犼たるこの僕を、ここまで振り回すなんてね。君はいつから魔性の女になったんだろう。……そうだ、華緒、旅行にでも行く? ほら、善果の南高原。あそこのロッヂなら降るような星月夜を見ることができるよ? そこで愛を語り合うのも悪くないじゃないか。璿璣に乗ればひとっ飛びだし」
「……某作品のパロはナシですよ、先輩。南高原は八狐子を思い出すので、行きたくないです」
「そうか……じゃあハワイにするか」
「だからパロはナシですって! あのマンションでも充分です。満天の星も水平線まで見える海も、あそこからなら独り占めじゃないですか。……私は、その、先輩と一緒なら、旅行になって行かなくても充分なんです」
「煽るのはダメだと僕も言わなかったかな? ほら捕まえた! もう逃がさないよ?」
「きゃあ! ……もう読者様がどん引きしますってば! えーと、出来るだけ早めに【5】をお目にかけたいとこけらが申しておりますので、皆様にはどうかもうしばらくお待ちくださいませ。……って、思い出した! 先輩、今日也子ちゃん家に行かないとですよ!」
「はあ? 何しに?」
「也子ちゃんの誕生日です。ほら、放っておいたら若槻先生が花束持ってプロポーズに来かねないので、みんなに来て欲しいって言ってたじゃないですか。そろそろ時間ですよ」
「……難訓に暗示を頼めばいいものを。あくまでも僕たちを邪魔する気ですね、こけら」
「何をぶつぶつ言ってるんです? ほら行きますよ先輩」
「……ま、いいでしょう。あんな作者でも。華緒を僕にくれたところは評価してやらないとね」
「いやん、そんなに抱きついたらくすぐったいです先輩ったら。さ、行きましょう!!」