ここから本文です

ザック後任候補にアギーレ氏 メキシコ代表率いて2度のW杯16強

スポーツ報知 6月26日(木)7時2分配信

 ザッケローニ監督の退任が決定的なことを受け、日本協会は幹部の帰国後に本格的な後任監督の選定に入る。前回と同様に原博実専務理事が候補者リストを作成して水面下で交渉を進めており、メキシコ代表を2002年、10年と2度のW杯16強に導いたハビエル・アギーレ氏(55)=前エスパニョール監督=が有力候補に挙がっている。

 日本協会はW杯開幕前からザック流の攻撃サッカーを継続する方向で意見を統一。アギーレ氏も攻撃的なサッカーを志向するが、関係者は「守備の意識もしっかりしていて、バランスが取れている」と評価している。複数の候補者を含め、慎重に交渉を進めていく。

 ただ、ザック流攻撃サッカーの限界が見えた1次リーグ敗退を受け、日本協会内では再び意見が割れる可能性もある。4年前は何人もの候補者に断られ、ザッケローニ監督の就任が決まったのは8月30日だった。

 9月5日には新体制の初試合(相手未定・札幌ド)があるが、大仁会長は「そこまでにははっきりさせたいが、ふさわしい人材をどうするか。期限は考えてない」と長期戦も覚悟している。後任人事がゼロからのスタートになる可能性もあり、予断を許さない。

 ◆ハビエル・アギーレ 1958年12月1日、メキシコ・メキシコ市生まれ。55歳。MFとして同国プロリーグなどで活躍。自国開催の86年W杯に出場し8強進出(同国最高タイ)。95年からメキシコで監督を務め、2001年に同国代表監督。02年W杯で16強入りに導く。Aマドリード(スペイン)などの監督を経て09年再びメキシコ代表監督に就任し10年W杯も16強入り。今年5月までエスパニョール(スペイン)の監督を務めていた。

最終更新:6月26日(木)10時33分

スポーツ報知

 

PR

ブラジルワールドカップ特集

注目の情報


Yahoo!不動産