こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。ひさびさに、新党アルデンテ代表として発言せねばならないようです。そう、例の鈴木章浩都議のヤジ問題。
ヤジの内容に関しては、多くのみなさんからの批判が出尽くしてますので、それ以上つけ加えることはありません。少数の知能の低い人間が、マヌケなヘリクツで擁護しているようですが、そんな連中は自ら差別主義者であることを公言してるようなものですから、軽蔑してやるだけでいい。
私が問題にしたいのはそこから先。再発防止のための具体的かつ実効性のある対策がなにもとられずに、謝罪というみそぎ精神論で幕引きされようとしている点こそが問題です。ほら、前から私が批判している、日本人のもっとも悪いクセがまた出ちゃいました。
悪質なヤジをなくす方法は簡単です。現状ですと、都議会の中継映像は、発言者のみを撮影するようになってるようです。それだけだからダメなんです。つねに議員席の様子もべつのカメラで同時に撮影・録画しておけばいいんです。そうすれば、今後、議員席からなにか悪質なヤジが聞こえたとしても、証拠が残り、発言主を特定しやすくなります。このシステムを導入すれば、議員も自分のヤジの内容に責任を持つようになるはずです。さらに、会議中の居眠りやスマホゲームなどの防止効果も期待できて、一石二鳥。
このシステムを導入するのには、たいした予算はかかりません。こういう現実的な対策をとろうとせず、謝罪と反省だけで済ませれば、いずれまた必ず問題は再発します。
ただし、このシステムにも弱点はあります。議員がみんなで腹話術教室に通った場合、発言者の特定が困難になるかもしれません。あれ? ヤジが 遅れて 聞こえるぞ。
[ 2014/06/26 09:38 ]
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