湯地正裕
2014年6月21日15時56分
日産自動車は、女性客への販売を増やそうと、おしゃれな内装や子どもが遊べるスペースを広げた販売店づくりに力を入れる。基準を満たせば「レディー・ファースト店」に認定する仕組みをつくり、来年までに全国300店に増やす。将来は海外でも検討する。
「(従来の店と比べ)明るくて開放感があり、内装の趣味もいい」。カルロス・ゴーン社長は20日、ほかの店に先駆けて改装した日産プリンス府中西原店(東京都府中市)を訪れた。
グレーの床を木目調に貼り替えた。子どもが遊べるコーナーを広げ、商談用テーブルの近くにした。授乳室も設けた。入り口ではまず、女性のコンシェルジュが対応する。整備士にも女性を配置している。
日産によると新車の契約者の8割は男性だが、決める時には6割ほどで女性が主導しているという。今は全体の6%ほどにとどまる販売店の女性営業社員も、今後は増やしていくよう販売会社に呼びかける。(湯地正裕)
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