白石昌幸
2014年6月26日11時10分
半世紀にわたり堺市堺区の大衆食堂「銀シャリ屋ゲコ亭」の店主としてご飯を炊き続け、「飯炊き仙人」と呼ばれる村嶋孟(つとむ)さん(83)が25日、市の知名度向上などに貢献したとして堺市から感謝状を贈られた。
村嶋さんは1963年にゲコ亭を開店。「客にこびず、材料にこびず」をモットーに、おいしいご飯を炊くことに専念し、その味を求めて全国から多くの客が訪れた。昨年9月に店の運営を後継に譲ったが、いまも土日限定でご飯を炊く。
感謝状を贈呈し、炊きたての銀シャリを味わった竹山修身市長は「なんとも言えないおいしさ。人に満足してもらうことを追求した村嶋さんは、堺の誇り」と感想を述べた。村嶋さんは「ただひたすら感謝、感謝。これからも命のある限り、ご飯を炊き続けたい」と話した。(白石昌幸)
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朝日新聞社会部
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