コンビニで大学時代にバイトしていたけどその時と比べて,最近のコンビニの進化とそれに伴う業務の増加は目を見張るものがあります。例えば私がセブンイレブンでバイトをしていた時にちょうどアイスをコーンやカップに入れて販売するというのが始まったけど,あれ最近は見なくなりましたよね。覚えている方はいますか?
コーンにアイスをきれいにのせるのがとても難しくて,多くの店員が失敗して無駄にしていたなあ。カップで頼まれればいくらでも作りますよみたいな意気込みでした(笑)。そういう大変さがあって,今はなくなってしまったのかもしれません。
その当時はフライヤーはなくて「ああいうことをやるのはローソンだよね」と店長は言っていたけど,もうセブンイレブンでもやっていますよね。本当に時代の流れを感じます。
当時はセブンイレブンで本やゲームを受け取れるとサービスも開始していて,予約して買う人結構いましたね。今はアマゾンに流れてしまっているのでしょうか?あと,当時はたまごっちが流行っていまして,入荷したらすぐに買うことができました(笑)。
今の流行はセブンカフェ。以前にもコーヒーを販売していたことはあるらしいけど,その時は失敗。今回の再挑戦は見事に成功。あれは店員も大変そうではないから,継続できるし,今後もさらに改良を加えて売り上げが伸びていくでしょうね。
そんなコンビニでアルバイトしていたことで学んだことがいくつかありました。大学になって接客業は初めてだったので,そこで学んだことをいくつか書きたいと思います。記憶が間違っていたら御免なさい。
目線の高さの品物が売れる
これはスーパーでの陳列バイトでも言われたけど,目線の高さにあるものが売れるんですよね。だから売れ筋を目線の高さに置く。コンビニには来ないですが,スーパーでは営業の人がきて,陳列場所を上の方にしてもらうなんてこともありますよね。人目に付くというのはとても重要なことです。ネットの世界も「広告は最初のページの見える位置に貼れ」と言われますよね。その位置がクリック率が高いのでしょう。
地域情報の重要性
地元の情報というのはとても重要。例えば運動会。多くの人出が予想されるわけですから,そういう時は多めに弁当を発注する。そうしないとすぐに売り切れて弁当が空っぽになってしまいます。でも,運動会が中止になった日にはもう大変です。売れ残りの弁当が山のように余ってしまいます。そういう意味では天気もとても重要で,晴れか雨かの読みが重要になるわけです。
一回,その読みを店長が外して,大量の弁当が余って悲しそうな顔をしていたことがありました。そういう戦いが日々繰り広げられているのがコンビニです。
情報番組の威力
これ,本当に恐ろしいです。ある番組でアロエヨーグルトが紹介されたら,すぐに売り切れてしまいました。アロエヨーグルトなんて普段大量に発注することはないですから,そうなるのも仕方がないのですが,そんなに売れたんだからと,次はたくさん発注するともう売れなくなるなんてこともあります。そこがとても難しいところです。
そういう教訓からか事前に情報番組の内容をチェックして,次に放送される予定の品物を多く仕入れるということもありました。ただ思ったほど売れなかった商品もあって,「君だったら買う?」と店長に意見を求められたこともあります。またこういうことはコンビニ以外のところもやっているわけですし,コンビニの方が値段が高いわけですから,それも影響するわけで,なかなか思ったようにはいかないのが現実です。
夏でもおでん?
みなさんは「夏におでんなんて誰が食べるんだ?」と思ったことはありませんか?私もそう思っていたのですが,コンビニにおでんがあるということが重要で,レジの所にありますし,あれば買おうと思う場合があるとのこと。でも実際にはほとんどないわけですが…。
「コンビニにある」と思って出かけてその品物がないと裏切られたように感じることはありますよね。コンビニには何でもあるみたいな幻想があるのかもしれません。だから多くの品物を扱うというのが重要なのでしょう。ちなみに肉まんやあんまんの方が夏でも売れる可能性は高かったです。
最後に
コンビニバイトの良さって廃棄処分になった弁当をもらえることだと周りの人から言われましたけど,私がバイトしていたところはそれが禁止でして,「えっ?じゃあなんでコンビニでバイトするの?」と聞かれて,明確には答えられませんでした。あえて言えば夜の時給が高いということでしょうか。今は他の職種も時給が高いので,時給が理由でバイトをする人は少ないのかもしれません。
コンビニが進化することでどんどん業務が増えていくわけで,それに伴って時給が上がっていくわけでもないのですが,それでもなおコンビニでバイトする理由って何だろう。そんなことを考えながら今日もコンビニで買い物をするのでした。