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<  2011年 11月   >この月の画像一覧

  • 水餃子
    [ 2011-12-01 23:39 ]
  • 日本は何故、氏族制度が発展しなかったのか~名字は歴史を語る
    [ 2011-11-30 23:36 ]
  • 大震災の復旧・復興の影に、徳山日出男局長と中村英夫学長との厚い絆
    [ 2011-11-29 22:23 ]
  • ネガキャンは選挙の手法として最悪~橋下市長が誕生した裏には
    [ 2011-11-28 22:04 ]
  • 東京マグニチュード8.0~防災体験学習施設での教訓
    [ 2011-11-27 22:52 ]
  • 日本のマナーを学び自己改革を試みる中国人~「島国チャイニーズ」その2
    [ 2011-11-26 23:21 ]
  • 民団の衰退が止まらないワケ~団員実数は4万人?
    [ 2011-11-25 23:25 ]
  • 減少する在日韓国・朝鮮人~在日社会の将来像を占う
    [ 2011-11-24 22:56 ]
  • 米韓FTA強行可決~今日の韓国の姿は明日の日本
    [ 2011-11-23 22:45 ]
  • 温家宝中国首相が語る「民心に背けば政権の存亡に関わる」
    [ 2011-11-22 23:18 ]

水餃子

すごく久しぶりに水餃子を作りました。

我が家は旦那が焼き餃子派なのでいつも焼き餃子です。

しかし、焼き餃子もいいですが、たまには水餃子も食べたいですね。

焼き餃子は市販の皮の方がパリッと仕上がっていいですが、

水餃子はやっぱり皮から手作りしないとモチモチした食感が出ません。



水餃子

先に生地を作って少し寝かせてる間に餡を作ります。


今回の餡は豚、エビ、白菜、ニラです。


はい、出来上がり!
御馳走様でした(#^.^#)





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by shinwa_2007 | 2011-12-01 23:39 | Trackback | Comments(18)

日本は何故、氏族制度が発展しなかったのか~名字は歴史を語る

 私の家と嫁さんの家との違いは多くあるが、かねてより気がついたことがある。それは、私の家の親族同士のつながりが薄く、嫁さんの家の親族同士の関係が濃密である点だ。この点について、「るる」さんの「外国人奥さんが書く「私の国際結婚」で実に興味深い考察があった。「姓と国民性は関係がある!?その1その2」で書かれているので是非、ご覧頂きたい。
 そこで私が考えたことは、日本には「氏族制度が何故、中国や朝鮮のように根付かなかったのか」ということであった。氏族制度とは、辞典によると、氏族を基本構成単位とする社会制度。各氏族は経済的、政治的、社会的機能を果たしており、成員は氏族への帰属によってさまざまな社会的権利や義務を受けるということだ。
 漢民族にしても中国朝鮮族にしても、氏族単位における相互扶助の精神は今なお強い。良き場合においては、日本での留学生活を助けるためにお金を貸し、また、バイトを紹介するケースもある。逆の場合は当然のことながら義務もある。それは、一族が困窮すれば、お金を貸したりすることも少なくない。そして。「るるさん」が紹介したように「中国人はとにかく自分の家族や一族を大事にします」という項目の中で、里帰りの時には、多くの電化製品を購入することで悩ます話もあり、この話はよく聞くことである。
 一方、日本人の海外のお土産と言えば、現地のチョコ等がせいぜいであり、親族が仮に遊びに行くことがあっても菓子折を持っている程度なのである。これが中国朝鮮族であれば、祖父のために、結構な金額のお小遣いを渡すが、日本では逆にいい年をした孫が小遣いをせがむ話もある。こうした話は、中国人や中国朝鮮族から見れば少し信じがたいものかも知れない。
 実際、韓国でも中国でも同様だが1人が偉くなると何かと面倒を見てもらうために、その親族たちが偉くなった人を訪問し、ぶらさがることがよくある。だから、どうしても最初は清潔なイメージのある韓国大統領も最後は親族の汚職などを追求され、大統領を辞めた後逮捕されるケースが多い。韓国大統領としても、朝鮮民族でも異端児であった朴正煕氏は、甥が就職を世話してくれと頼み込んだとき、「自分の食い扶持くらいいい年なんだから自分でやりなさい」と叱りつけたというが、こういう人の方が逆に珍しい。
 興味深いのは漢民族にしても中国朝鮮族にしても必ずしも血族を氏族として考えず、義兄弟を結ぶこともあり、仲の良い女性たちが姉妹関係のような疑似家族関係も氏族の中に入り、こうした血族のみならずこうした疑似家族も氏族制度の中に組み込まれていった。
 そしてそのあたりの理由を「るるさん」は、ルース・ベネディクトの「菊と刀」から読み解いていった。「菊と刀」では、日本では氏族制度が発展しなかったことが中国との違いであると解説している。
 さらにそれを発展させ、日本の姓が10万以上であり、中国の姓が3000前後であることも関係しているのではと「るるさん」は、指摘した。ちなみに、朝鮮固有姓は300もないようだ。こうした中国と朝鮮の姓の少なさが、氏族制度の発展につながった可能性が高いと推理する。また、三国史記によると、朝鮮では中国風以外の姓がかなりあったのだが、しだいに名前も唐風にしたと私は思っている。
 朝鮮で儒教が広範囲に広がりを見せると、「姓を変えない」ことが基本になった。日本での「本姓」は天皇から下賜された「源平藤橘」が有名だが、公的な「姓」と違い、名字の方が発展してしまった。例えば、足利尊氏を見ると姓が足利だと思いがちだが、本姓は源氏で、「足利」が名字という違いがある。朝廷などとの公式文書では、「源○○」と記すが、それ以外は、名字を使うことが多く、同じ姓であっても名字が異なると、同族意識を持たなくなったという経緯がある。
 つまり、日本の歴史の1つのファクターとして、日本は中国や朝鮮と違い、「名字」を発展させた歴史になってしまったと言え、中国や朝鮮は「姓変えず」という儒教思想の強い影響の元で「姓」が維持された。もし、日本が儒教思想の強い影響のもとで「姓を変えず」ということになっていけば、恐らく、日本の姓は朝鮮並みに少なく、「源平藤橘」だけで80%を越えていただろうなと想像している。
 例えば、東北に非常に多く全国ランキングナンバーワンの名字である「佐藤さん」の本姓は藤原氏である。
 そして日本が様々な点で中国や朝鮮と違う面は、儒教思想の受容の差異が原因であることが大きいと思っている。もし、日本が儒教思想を庶民のレベルまで落とし込んで染みこんでいたら、氏族制度が発展し、もっと濃密な家族関係があったのだろうなと想像している。
 その一方、私はこの氏族制度は中国でも朝鮮でも次第に衰退すると考えている。というのも儒教思想の衰退と関係している。儒教思想が強固であれば、氏族の長老を大切にするような社会環境が続いてきたのだが、社会発展と共に、氏族社会にも変化が見られた。昔の韓国であれば、親を大事にしていたが、最近では親の独り暮らしも目立っている。そして氏族を束ねる人がいなくなれば、中国の氏族社会も変わっていくのではないだろうか。現在のような70年代生まれの人々が現役であれば、氏族社会は残るが、80後(80年代生まれ)、90後(90年代生まれ)が力を持つと氏族社会の大きな変化が生まれるだろう。




桜の木の真ん中をよく見てください。
ちょっと白っぽい枯れ枝が見えます。

蛇のように枝に巻きついています。
偶然見かけたのでカメラに収めました。




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by shinwa_2007 | 2011-11-30 23:36 | 歴史・民俗 | Trackback | Comments(17)

大震災の復旧・復興の影に、徳山日出男局長と中村英夫学長との厚い絆

 私は40をとうに過ぎて、そろそろ実年の声を聞く頃だ。嫁さんから「おっちゃん」と言われることもしばしばである。そうした中で様々なことを学んでいる。40過ぎて学ぶことが好きだと公言すれば世間様から少し変わった人と思われることも仕方がないのかなと感じる事も多い。
 何が役に立つのか分からないが様々なアンテナを張って多くの人から教わることも多く、特に中国朝鮮族についても新たな発見もあり、また本業の建設業界でも、「そうだったのか」という心を揺るがす出来事を知り、人は学ぶことを役立てることがとても大切だと改めて思うことが最近あった。
 土木学会という組織がある。産官学民の学識経験者からなる組織だが、毎年、全国大会を行うが今年の場所は愛媛であった。特別講演として、復興の陣頭指揮を執り、以前でも紹介した徳山日出男国土交通省東北地方整備局長の講演があった。やはり、復旧・復興で不眠不休の仕事をしていたため、学会の人々も、徳山局長の話を期待して聞いていた。
 その時で感動した話を是非とも紹介したい。
 徳山局長は、東京大学土木工学科卒業し、それから建設省に入省した。東京大学での恩師は中村英夫東京都市大学学長である。中村学長は前に土木学会会長をつとめ、土木工学の泰斗である。
 そして徳山局長は「くしの歯」作戦を展開したことを以前、紹介したが、その徳山局長を後押ししたのが中村学長の一言であった。
 「この震災の中でこれまで学んだことを活かせないで、いつ活かせると思う。今こそ学んだ土木工学を活かすときだ」と中村学長が徳山局長を励ましたという。土木学会全国大会でこの話を披露した徳山局長の話に聴衆は一様に感動したという。その後、大震災で何を優先して何をすべきかをまとめた徳山メモも公表された。
 今は東北地方整備局郡山工事事務所長に栄転し、当時、東北地方整備局企画部の熊谷順子防災課長は、「あの当時、人生でかってない激務でした。そして、自分がやっていること理解していましたが、業務全体を理解していたのは徳山局長1人だったと思います」と語っている。ちなみに、熊谷順子氏は国土交通省で初の工事事務所長となった。
 人を励まし、また成長する重要なポイントとしては、良き恩師に恵まれることだと改めて感じた。人の能力には限界がある。教え導く師と信頼関係を寄せる弟子との関係が大切ではないだろうか。人を動かし、復旧・復興の使命感の裏には、中村学長の一言があったことを是非紹介したかった。
 徳山局長の官僚人生はまだまだ続くだろう。その中でどのような人生を歩むか私には分からないのだが、中村学長との厚い信頼関係、絆によって必ずや国民のための行政をやってくれると信じている。
 人生の恩師というのは誰もが必要だと思う。読者の皆様にも恩師と呼べる人との絆を築いて欲しい。





ニラと玉子の炒め

味付けは塩、胡椒、味の素だけ


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by shinwa_2007 | 2011-11-29 22:23 | 東日本大震災害 | Trackback | Comments(6)

ネガキャンは選挙の手法として最悪~橋下市長が誕生した裏には

 東京の下町在住の私にとって、大阪府知事選挙・大阪市長選挙はどこか他人事であったのだが、大阪都構想を打ち出した大阪維新の会は、少なくとも大阪の衰退を止めようとする意志が見えて取れた。確かに、大阪は政治も地方政治になり、経済は次々と東京に本社を移し、大阪は衰退しつつあった。そこで今までばらばらな行政機関である大阪府と大阪市等を統一し、大阪都を作り、無駄を省く一方、選択と集中によって大阪を上海に負けないようにしたいという提案は大阪府民や大阪市民にとって限りなく魅力に移るのだろう。
 実際、一時期、大阪は信じられないかも知れないが戦前には大阪が人口も経済もナンバー1だった時代もあった。それが今や人口では神奈川県よりも下になってしまったことはよくよく考えなければならないのだろう。
 個人的には、大阪都構想を具現化するまでに多くのハードルがあるのだが、少なくとも大阪都構想に反対する人は、大阪を繁栄する手法としてどのような案があるのか対案を示す必要がある。
 しかし、平松前市長も大阪府知事選挙候補者も全くそうした対案を示すことはなかった。橋下市長と平松前知事の討論番組がセッティングされたが、これも平松前市長のドタキャンで実現することは無かった。
 そういう中で、私は、あまり報じられていることのない「ネガキャン選挙」について、一石を投じたい。平松前市長の選挙対策はあまりにも愚かであった。この愚かさは自民党が政権を失った理由の1つにもなるのだが、その時、自民党が民主党のネガキャンに走り、自民党がどのような政策をするのかを全く示さなかったことが敗因の1つだと思う。
 まず、私が暇つぶしに読んでいる文春・新潮だが、橋下氏の親が同和であり、ヤクザであることについて詳細に報じたことについて、馬鹿なことをしたものだと吐きつけた。そして、しばらく、新潮と文春は読みたくないと心から思った。
 そして、橋下氏を批判した文化人も下らない人間を見えた。少なくとも橋下氏はいいか悪いかは別として大阪都構想を打ち出した。ならば、大阪都構想に反論する意見や違う構想論で対抗すべきである。平松陣営や文化人がやったことといえば、「橋下氏は独裁者」だというだけだ。そして平松氏は橋下氏との討論会に逃げ出し、自民党から共産党まで一緒になって何らの構想も知恵もなく、人格批判に終始した。
 私は橋下氏の個人的な家族構成や親族関係が同和やヤクザであっても一向に構わないと思っている。要は政策だ。確かに同和問題は複雑で、一筋縄ではいかず、また、表に出ないモノの関西の人が同和に対してアレルギーがあることはよく分かる。関西の人間の中には同和は優遇されており、京都で共産党が強いのも同和にもの申すところがあるからだ。
 その関西人の同和アレルギーを利用して個人批判をするというのは、私にとっては許し難いところがある。そもそもこんなことを報じる週刊新潮や週刊文春こそ普段、糾弾に対して良い感情を持っていない私ですら、今回は十分に糾弾に値すべきだと考えている。
 また、朝鮮人や韓国人そして中国人あるいは帰化した人でも立派な見識を持っている人もおり、中には日本の国に貢献している人も少なくない。もちろん、同和の人も同様で中には特権を利用している人もいるだろうが、地域に尽くそうという人もいる。
 政策を批判するのは自由であり、「ネガキャン」でもなんでもないのだが、出自や生まれ、人格で批判するのは「ネガキャン」意外何も出もない。
 候補者に対して、「同和だから、親族がヤクザだから」「独裁者」等のネガキャンは今や何の効力もない。そうしたマスコミや文化人のくだらなさが、はからずしも、今回浮き彫りになったと言える。
 「ネガキャン」をする暇があれば、自民党も民主党も共産党も大阪をこう再生させますという対案を訴えるべきだったのだ。




生ドーナツ





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by shinwa_2007 | 2011-11-28 22:04 | 社会 | Trackback | Comments(5)

東京マグニチュード8.0~防災体験学習施設での教訓

 東京マグニチュード8.0が襲った場合、どうすればいいのか。誰もがそう不安に思うに違いない。私も先の東日本大震災で帰宅は徒歩で帰ったが、東京では震度5強であった。東京直下型地震が襲った場合、どうなるのか、どのような心づもりをすればよいのか、徒歩で帰ればいいのか、家族との連絡はどうすればいいのか等判断に迷うことが多い。
 昨日、私たち夫婦は東京・有明にある「東京臨海防災公園 そなエリア東京・防災体験学習施設」を訪問した。そこで学んだことは72時間をどう生き残るかということが重要であった。というのも自衛隊や警察などの組織的な救助が行われるのは地震発生後、72時間が目安だからだ。逆に言えば、この72時間を生き残ればなんとか生存できる可能性はかなり高いとも言える。
 防災センターではエレベータに乗っている際、震度6が発生するというシミュレーションのもとで行われる。においつきの煙を避けるためには腰をかがめて避けることがベストという実施訓練も行われた。実際、町の様子も一変する。そこでニンテンドーDSを使って様々なテストが行われるのだが、それに回答するのだが想定の町中は、一変することに驚かされる。さらに、もし地震が起きた場合の東京の様子も克明にリアルに描かれるビデオもあり、想定したテレビニュースも流されたが、このキャスターの話し方も、東日本大震災を経験した我々にとってはリアルを感じ取ることが出来た。
 東京直下型巨大地震を襲った場合、地震だけではなく火事という想定外のものもあるということを覚悟しなくては行けない。それに情報もほとんど入らないことも多少は考える必要がある。というのも、岩手県や宮城県の建設業者から話を聞いたが最初の3日間は、都民の方が詳しい情報があったと思うと話していたからだ。
 もし、東京中心部に勤務していれば帰宅しない方がいいと言われる。というのも、火事がどこで発生するか分からないし、一時的に食料を買い込んでそれから会社で寝泊まりするのがいいということだ。ただし家族との連絡は密に取らなくては行けないから、「171」での伝言はやる必要がある。
 しかし、生き残る強い意志を持つことは言うまでもないのだが、重要なことは家族との絆であることという教訓を示したのが「東京マグニチュード8.0」という防災アニメだった。訓練が終わった後、この防災アニメをやっていたのだが、人との助け合い、家族との絆こそが生き残る秘訣であったということを改めて思い起こさせた。
 このアニメは単なる防災アニメを越えて、普段あまり仲の良くない小野沢姉弟が主人公。ロボット展に見にいきたいという弟の頼みでいやいやながら姉が連れて行くことからはじまるのだが、普段から何もかも面白くないと感じる姉と弟が姉に対する配慮の強さがあって、この姉弟の考え方の対比がある。様々な辛いことを乗り越えて2人とも世田谷区の成城学園まで、帰れるというのだが、実はこの防災アニメは、実際に連載で放映されており、この防災アニメとの結末も様々なことが違うらしい。
 この防災アニメはそれほど時間が長くないが、嫁は涙ぐみ、一方の私は食い入るように見た。単なる教訓や防災アニメと違う感動があるのだ。だからここに来れば、是非見て欲しいし、見ることによって何か得ることがあると思う。
 私たち夫婦はこのアニメが放映されたということを全く知らなかったが声を揃えて、「このアニメは、地上波でNHKのゴールデンタイムで今こそ流すべきだと思う」と呟いた。今回の震災で整然と帰る東京都民の帰宅者や震災で失った家族を見てこのアニメにリアルさを感じる事が出来た。NHKがダメなら、どこでもいい。深夜番組と言わず是非ゴールデン枠で放映すれば、震災での悲しみや家族との絆の大切さを改めて思い起こさせる良質なアニメであり、是非放映した総集編をやって欲しい。
 嫁さんが今回の防災体験学習施設で一番、感動したことはこの「東京マグニチュード8.0」というアニメであったのだが、私も全く同感である。





東京マグニチュード8.0(コメント非表示推奨)
音声ボリューム調整の隣にある
風船マークをクリックするとコメント非表示になります。




東京臨海広域防災公園 体験施設 Ⅱ



身近なもので作れるテントや椅子など


三日分の非常用食糧


防災倉庫の中身


72時間生き抜くヒント


災害があったときは一番心配なのは家族や仲間の安否ですね!
電話回線は制限がかけられるためなかなか繋がりません!
今回の震災でしみじみ感じました(ノω=;)。。。

災害時は「災害用伝言ダイヤル171」「携帯災害用伝言板」を活用しましょう!





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by shinwa_2007 | 2011-11-27 22:52 | 東日本大震災害 | Trackback | Comments(10)

日本のマナーを学び自己改革を試みる中国人~「島国チャイニーズ」その2

 日本人が中国人を分かっていない理由は数多くあるのだが、人間はよく変わろうという自己改革の精神がどこの国の人間にもあるということを忘れていることだ。中国人のマナーが悪いというのであれば確かにその通りだが、だからといって現状のマナーに満足しているかと言えばそうではない。よく変わろうと思う人や日本人のようなマナーを身につけた中国人は想像以上に多いのである。その多くは、在日中国人であるのだが、在日中国人たちは当初、中国流のマナーで生きようと試みたが、それでは日本では居心地が悪いことに気がついたのだろう。
 実は、韓国では地下鉄でも電車の中でもよく、携帯電話で話す。中国も同じだ。ハッキリ言うと五月蠅いし、かんに障ることが多い。そして在日中国人も当初は日本に来た時は、中国ルールの大声で携帯電話を使って話すコトが多かった。そのたびにうるさいなーと感じていた。あれを見て少なからずの日本人が中国人に対する好感度を低めてきたことは間違いない。「中国人というのはマナーが悪いな」と思った日本人も多かったのだろう。
 ところがここ最近になって電車の中で携帯電話を使って会話する中国人がめっきり減った。それどころか日本のマナーを身につけた中国人が中国に帰国した際に、「だから中国のマナーはダメなんだ」と公言するようになったのである。
 「日本に比べれば我が国は、あるいは我が民族。。。」こういう会話が増えたのである。こうした中国人を見ると、自己改革に努めようとしていることが非常によく分かる。誰しもが中国のマナーがいいとは思っていなくても、では中国のマナーを変えようという人は少なかったのも事実である。しかし、日本で居住した中国人が、「こうすればみんなが住みよい社会になれる」と中国で提言を始めたのである。
 日本でも昭和40年代や50年代は決して褒められたマナーとは言えなかった。町にはタバコの吸い殻が落ちていたし、いろんなゴミが落ちていた。それをみんなで細かい努力によって整理整頓して、住みよい社会にしていった歴史がある。
 中国人も同様に、日本がかつて進んでいた路線である先進国化について避けて通れないと言うことを自覚し始めた地点にいる。自分が気持ちよければそれで良いという傲慢な思想から、みんなで居心地の良い社会を作ろうと考え始めている。
 そのキーワードになる可能性を持っているのが、「島国チャイニーズ」と言われる在日中国人たちだ。日本流のマナーを身につけた在日中国人たちは中には旧帝国大学を卒業し、日本の企業に貢献している人もいるのだが、そうした人々から見ても中国社会に満足できないこともあり、こうした方がいいと思うと提言をはじめたことは実は日本にとって非常に心強いことであると思う。
 本当に意外かも知れないが、こうした「島国チャイニーズ」の人々は親日とは言えなくても、日本に対して親しみを持ち馴染んでいる人が多いのも実情なのである。そして、「島国チャイニーズ」の人々が中国で発言権を持ち、中国のマナーを変えていこうという試みを強めていけばこんなに日本にとって心強い味方はいないと思う。そしてそれは先進国化しようとする中国の国益にも十分合致することで、中国人の自己変革の手段として、「島国チャイニーズ」の論壇が一定の意見を持てば日中両国にとって頼もしい限りだと思う。
 もちろん、現在の中国ではまだまだ、それは主流になり得ない。私は反日中国人については井の中の蛙だと思っているのだが、その日本嫌いの中国人ですら、日本に来ると、「日本のマナーは素晴らしい」と言い出す人も少なからず存在するのである。
 これから中国がどのように変わっていくか、そしてうちの嫁も含めた「島国チャイニーズ」たちがどのような役割を果たしていくかを見守り、応援したい気持ちでいっぱいなのである。





本日は夫と一緒に東京臨海広域防災公園にある
体験学習施設「東京直下72hTOUR」に行ってきました。

日本は地震大国なので小さい時から防災訓練などをするので
ある程度の知識は身に付けていると思いますが
我々外国人はあまり経験したことがないので
地震が起きるとパニックたりする人が多いと思います。
前からずっと防災センターに行って体験をしてみたかったですが
事前に予約が必要だし、いつでもいけると思っていきませんでしたが
3・11東日本大震災もあったので、早く知識を身に付けたほうがいいと思いました。

前、テレビでリアルに町を再現した体験施設があると紹介されたので
調べて見たら予約する必要もないとのことでしたので行ってまいりました。


東京臨海広域防災公園 体験施設 Ⅰ

最寄駅は「ゆりかもめ有明駅」か「りんかい線国際展示場駅」です。

ゆりかもめ 有明駅

有明駅から降りると「そなエリア東京」が見えます。  




一人一台ニンテンドDSを無料で貸し出してくれるので
防災クイズに挑戦しながら体験することが出来ます。


リアルに再現された街や部屋です。



日本列島周辺には四つのプレートが!
だから地震が頻繁に起きるんですね。


屋上からの眺め

一番左の建物はがん研有明病院です。
白い塔は「通信専用アンテナ塔」です。






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by shinwa_2007 | 2011-11-26 23:21 | 社会 | Trackback | Comments(16)

民団の衰退が止まらないワケ~団員実数は4万人?

 先日、民団が東京のホテルニューオータニで創立65周年を迎え、華々しくパーティーを開催した。参加者は500人であり、それなりの賑わいだったのだろう。しかし、民団の衰退が止まらない一抹の不安を参加者は抱えていたに違いない。というのも、当日の参加者は白髪が目立つご老人が多く、若者の参加は1割にも満たない数だったからだ。高齢化は確実に民団の衰退を目の当たりにしているというのが実情と言えた。
 しかし、これは別に民団だけに限った話ではない。例えば、何々県人会という会や田舎にある何々団も高齢化している。民団の会費は1年間で1万2000円であり、もちろん、それ以上支払っても良いのだが安くもない団費で配られるのが「民団新聞」とパスポートの代行や戸籍の取り寄せというところだろう。
昨日、在日韓国・朝鮮人の数が国勢調査では、約42万人と書いた。2010年での韓国・朝鮮の特別永住者が39万9000人ということなのでこれがオールドカマーの在日韓国・朝鮮人の実数に近いのかも知れない。
 そしてその中で、民団に所属している人々となるのはさらに限られる。例えば、韓国・朝鮮人が最も多い地区と言われれば、東京・大阪・兵庫である。団員の世帯は直近の数字では年々減少しているのだが8万5000。それだけの世帯が本当に一枚岩の団員であれば、このコラムを書く必要もないのだが、特別永住者の韓国・朝鮮人が団費を払っているのが1割より少し上回った数字だという。兵庫も京都もおおむねこの数字であり、東京・大阪民団への団費納入率はさらにさがるだろう。団費納入を真の民団会員とすれば、せいぜい4万人というのが実数なのだ。私は、この数字は大きく外れていないという確信を持っている。だから民団会員50万人という数字はハッキリ言うと実数とかなりかけ離れている。
 今は民団も窓口を広げ、朝鮮半島にルーツを持つ日本国籍者も民団に入ることも可能である。民団の問題としてはどこの会とも同じで若い人が入ってこないこととそれにともなう財政難と言うことなのだが、実際、若い在日韓国朝鮮人が顔を出しても、老人たちにビール注がなければいけないし、まじめに「民族とは」「同胞の誇りとは」と説教されるから嫌になるだろうなという想像がつく。それにこの老人たちの中に派閥が縦横無尽にあり、こっちにぺこぺこあっちにぺこぺこじゃ若者は嫌になると言うことは容易に理解できる。
 実際、民団支部の青年会というのは、休止状態のところが多い。何しろ、川崎のような比較的在日が多いところでも休止しているので、後は推して知るべきなのだろう。
 それに、朝鮮民族特有の問題として、プライバシーもあまり関係なく、いろいろと言ってくるのも若者にとっては辛い。実際、三世やそれ以降になると、韓国語が聞き取れればましというレベルであり、心情的には日本人に近く、やはり嫌なものは嫌なのだろう。
 そして一昨日の民団新聞では、民団大阪が「朝鮮半島にルーツを持つ日本人や日本と韓国の両国籍を持つ児童への民族教育は重要」と大阪府に提言した。私個人的な感覚では、ゆるやかな民族教育は否定するモノではないのだが、変に韓国や北朝鮮への愛国心等を強制するようなものであるならば辞めた方がいいと思う。では具体的にどういうことを考えているのかと問われれば、「朝鮮の子供の遊び方」を教えるのはいいことだと思う。私もこの年になって朝鮮民族の妻を持ち、当時の朝鮮民族の遊び方を知って新たな発見もあった。子供であればなおさらであろう。
 ただし、それが「強制連行」とか「慰安婦」とかそうした教育を受けさせることについては断固反対だ。何故ならば、いまや民団すらも「強制連行」を持ち出すことはなくなったし、慰安婦の一件は強制性があったわけでもなく、そしてそれはそれならば「拉致はどうするんだ」「李承晩ラインで拉致された日本人はどうするんだ」ということで民族的な対立を煽るだけになり、好ましいとは言えない。民族教育は政治から離れたところに存在した方が望ましい。
 そしてそれはともかく、気になった一文があった。民団側が「朝鮮半島をルーツに持つ子供の調査を求めた」ということだが、どのような調査なのかは文脈では分からないが、大阪府教育委員会が韓国・朝鮮系日本人の子弟がどこにいるのかとかそうした個人情報に抵触する調査であればできない相談だ。日本国籍を選んだ子弟の中には、韓国・朝鮮風の民族から一歩離れたいという人もおり、また民族教育を行うにしてもそれは家庭で行うというスタンスの人もいて様々。個人のことまで踏み込んで行政が立ち入るというのは反対だ。
 それはともかく、民団大阪に焦りが感じられる。確かに、団員も年々減り、そこで新たな団員確保先として韓国・朝鮮系日本人に活路を開きたいという意向があるように思える。そして今は、韓国籍の在日であっても別に韓国に絶対の忠誠があるわけでもなく、便益的に韓国籍を選択することが多く実は団員が減少している理由はここにある。
 団員減少を嘆く前に、まず民団は団員にとってどのようなメリットが得られるのかをもう一度立ち返って考えた方がいい。そしてあまり老人が若者に説教するのも困りもので、むしろ若手の40代の団員を全面に出し、偉い人は一歩下がるような立ち位置でいいと思う。それと政治に対してあまりにも、口出しをしすぎるのも問題である。というのも、団員の中からも、民主党を全面的に応援したがいいことは何一ついいことがなかったという声も多い。政治ではしゃいでいるのは、偉い人だけで若者には関係がないという意見もある。鳩山由紀夫元首相を民団のパーティーに呼んで、「参政権を実現させます」と発言させるのもお年を召した民団の偉い人は満足かも知れないが、やはり貴重な団費が政治家に流れるコト自体不満も多い。
 そもそも論で言えば、在日社会にとって参政権は喫緊の課題ではない。今は在日社会も生活が大変なのだ。メリットのある組織に生まれ変わらなければ、さらなる民団の衰退を招くことになるだろう。





神奈川県川崎市宮崎台駅


駅周辺の大通りの桜並木


川崎市のマンホール

一番上の三重丸のようなものが市章
「川崎」の「川」の字を表すだけでなく
市民の歴史とともに流れ続ける多摩川と
それと同じように発展する「川崎」を象徴しているんだそうです。

真ん中が市の花 「つつじ」
周りの花は市の木 「椿」の花 
七つの椿は七つの区を表しているんだそうです。



消火栓 双口

双口のマンホールは初めて見ました。


2008年4月 神奈川県川崎市宮崎台にて 



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by shinwa_2007 | 2011-11-25 23:25 | 在日コリアンシリーズ | Trackback | Comments(11)

減少する在日韓国・朝鮮人~在日社会の将来像を占う

 今回の総務省の調査でハッキリしたことは、在日外国人ではじめて「中国人」が「韓国・朝鮮人」を上回ったことである。外国人人口は164万8千人で、前回から5・9%増と過去最高を記録。外国人人口を国籍別に見ると、46万人の「中国」(27・9%)がトップで、42万3千人の「韓国・朝鮮」(25・7%)だった。
 しかし、嫁さんの意見では「国勢調査は穴だらけ。そもそも外国人が日本語だらけの字を見て分からない人も多い。面倒だからやらない人も多いし、あなたも、国勢調査が来たら、あたしに書かせているでしょう。そもそも不法就労している外国人が正直に申告するはずがない。だから、外国人登録の方がより実数に近い。でもこれも不法就労している外国人は登録するはずもないので実際の外国人の数はもっといると思う」と語っている。しかし、この数を前提で在日社会を語ってみるとその将来像を占える。
 確かにここ数年で見ていると中国語を聞かない日はなく、一時期よく聞いていた韓国語の影が薄くなったことは普段生活していれば、感じる事である。もちろん、在日韓国・朝鮮人が韓国語を話さず、日本語で生活していることが多いため、昔からの在日韓国・朝鮮人がどれだけ減ったかを実感としては分からない。ただいえることは、ニューカマーの韓国人が増えても、在日韓国・朝鮮人は目に見えて減ったと言うことが印象としてある。というのも、一時期、60万人とも70万人とも言われる外国人が在日韓国・朝鮮人である。少なくとも我々の身近に存在した外国人でもあった。
 この42万人の数は必ずしもすべての在日とも言えず、本国から来た人も含んだ数であることから、我々が想像した以上に減っていると言えるのだろう。この理由は在日韓国・朝鮮人と日本人の通婚率と関係している。在日韓国・朝鮮人と日本人との結婚は80%を越えており、生まれてきた子供はわざわざ不利になる韓国籍を選択せず、日本国籍を選ぶからだ。
 これが一世の人々が元気であれば、「我が民族の誇りは」と三世あたりに説教するところだが、今や一世も元気がなく、高齢化している。昔、「ウリ生活」という雑誌があり、その雑誌にはかなりイマドキの在日韓国・朝鮮人の女性の本音も聞かれた。その雑誌は80年代から90年代にかけて発行されたが、その頃から、「日本人と結婚したい。日本人は優しい」という本音も話していた。
 その反面、在日韓国・朝鮮人の一世出身者とおぼしき女性が「日本人との結婚絶対反対」という文章を寄稿していたのは興味深かった。その理由の一つに、日本女性はキムチを漬けられないからだという。
 高い団費を払っているという批判をかわすわけでもないのだが、民団経由で、在日韓国・朝鮮人と韓国本国人とのお見合いや在日韓国・朝鮮人同士との結婚を推奨し、今も実施しているのだが、自然な出会いではないため、上手く行かないことが多い。確かに同じ民族ということだけで結婚するというのも変な話で、自然の出会いを考えれば、在日韓国・朝鮮人での一番考えられる結婚相手は今も昔も日本人であるのが極めて現実的な話である。 そういえば、「ごく普通の在日韓国人」という名著を書いた姜信子氏の旦那さんは、日本人だ。この本は、当時の在日韓国人の本音が満載されて本当に面白い。もし機会があれば、在日韓国人の内輪の話が満載されているのでオススメの一冊でもあるので読んで欲しい。
 しかし、こうした頑固者の一世が物故し、鬼籍に入ろうとする今、三世が帰化する動きは当面止められない。今も80歳代から70歳代の在日韓国・朝鮮人もいるのだが、その人々が亡くなると、在日韓国・朝鮮人の帰化の動きはますます進むだろう。
 そして60年代や70年代と違って今はかなり差別が緩くなった。今、在日韓国人に取って、現実問題として考えられるのは参政権と公務員の問題だけだろう。それ以外についての差別は中々考えにくい。実は、80年代からそういう傾向はあり、そのうち在日韓国・朝鮮人は消滅する運命ではと言う話もあったのだが、いよいよそれが実現化していく勢いである。




上野駅前商店街のマンホール

マンホールに見えるがマンホールではなさそうです

東京都上野アメ横にて

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by shinwa_2007 | 2011-11-24 22:56 | 在日コリアンシリーズ | Trackback | Comments(14)

米韓FTA強行可決~今日の韓国の姿は明日の日本

 米韓FTAが韓国国会で強行可決された。在籍議員295人中170人が出席する中、賛成151人、反対7人、棄権12人で批准案を通過させた。李明博大統領が目指してきた米韓FTA発効は来年1月になる。
 このニュース自体は一般紙やNHKも報じてきたことなどで読者の皆様もご存じのことだと思う。先日、書いたとおり、様々な毒素条項も盛り込まれ、韓国は事実上、アメリカの属州となったといえる。しかし、問題なのは韓国民の今日の悩みは明日の日本の悩みであるとも言える。
 そうした意味では、是非、韓国民には踏みとどまって欲しかった。皮肉なことであるのだが、日韓での庶民レベルの話では、普段お互いがそれほど厚意を持っていなくても、このような条約の不平等性についてお互いが共闘できる立ち位置にあったからだ。
 皮肉なことだが韓国庶民と韓国企業の利益のあり方は明らかに違う。そしてそれは日本にも言えることで、ある意味、韓国庶民と日本庶民の利益は合致しているのだ。
 私個人的には韓国国会が乱れて、米韓FTAが発効できず環境にいれば、日本もTPPを踏みとどまることは十分可能であった。
 李明博大統領の意向としては様々な国との自由貿易を行えば、韓国民にもパイが増え、それなりに韓国の中間層や貧困層にも恩恵が来るのだろうという考えであり、そう発言もしてきた。しかし、実態は、格差を増大しただけで、韓国の若者の就職率が悪化した。今なお、韓国の大学卒業生の就職率は非正規が5割であり、その中には当然、コンビニなどのバイトも含まれる。
 自由貿易によって確かに、韓国の財閥系企業の成長が著しい一方、その果実を得るのはほんのわずかであったのだ。だから自由貿易を推進するのは正しくても内需をしっかりと固めなければ、経済成長率は上がっても国内の問題は何も解決できないことがハッキリしたわけだ。今や韓国は階級社会だ。財閥系の人々と公務員が上位であり、そして中小企業系オーナーが続きその社員であれば御の字だが、これからさらに、非正規社員とバイトが続く。非正規社員やバイトでその日暮らしをすれば悲惨だ。
 個人的には外交では、李明博大統領と野田佳彦首相のいずれかに外交手腕があるのかと問われれば、李明博大統領の方があると言わざるを得ない。その李明博大統領の手腕をもってしてもかなりの不平等条約を締結したことになったのだから、日本の前途はものすごく暗い。その韓国は様々な法律によって国内企業が守られているのだが、そうした法律が今後撤廃され、米韓FTAに適合できる法律を制定する必要があるのだが、今後、サムソンVSアップルの訴訟もISD条項を使われる可能性があり、韓国の裁判所ではないところでの裁判が行われる可能性もあり、韓国企業も苦境に立つことになる。
 そこで我が日本だが極めて情勢が悪い。世界はTPPについて参加するという前提の元で話し合われているし、アメリカの強い意向を跳ね返す力もないのが実情。民主党の反対派も本気でTPPを止める方策を考えているとも思えないため、日本はなしくずしにTPP参加することになるのだろう。
 しかし、我々日本にとって幸いなのは米韓FTAがTPPにとって試金石になる。アメリカが何を要求するかについては米韓FTAを見ればよい。問題はそれを跳ね返せるかどうかである。そしてもう一つは米韓FTA後の韓国社会だ。私見では、韓国社会はもっと格差が進むと思う。韓国政府が本気で、内需拡大に力を入れれば別だが、李明博政権はその気はないし、海外で儲けようという意向が強い。そしてアメリカ型の弱肉強食文化によって韓国社会がどうなるかを注視したい。
 当然、韓国の若者の就職率も注意事項だ。これらを注視していけば、日本もTPPによって蒙る影響がどのようなものかが一定数分かると思う。今日の韓国は明日の日本であるとするならば、日本社会の前途も相当厳しくなることを我々は覚悟を持って米韓FTAとTPPを見守る必要性があるのだ。





ある日、いつも歩いている道を歩いてたら
雪柳の枝に小さいなキノコみたいな物がびっしり!
病気?それとも異常気象現象による影響?
来年も無事に花を咲かせてくれるのかな?


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by shinwa_2007 | 2011-11-23 22:45 | TPP関連シリーズ | Trackback | Comments(11)

温家宝中国首相が語る「民心に背けば政権の存亡に関わる」

 うちの嫁さんは常日頃言うことには、「中国共産党といえども、民心を失えば、その政権は崩壊する」ということであった。だから、共産党のトップにいる人々が立派なのは少なくとも、その中国国民の悩み、心情、民意ということをそれなりに尊重しているからだという。問題は上に立つ人が立派であっても、共産党の下っ端が腐敗にまみれているところが中国国民の不幸だという。
 たとえば中国の人からこんな話を聞いた。中国の自治体の中には細かい事務作業を行う派出所があるのだが、村の人たちがその派出所に普段お世話になっていると言うことで、肉や卵等の礼を差し出すことは全国でよく行われていることだが、ある派出所ではたまたま少なかったことで、その公務員は、「この村はケチだな」と呟いたそうだ。
 全国でもこのような話はよくあるが、こうしたことについて温家宝首相は本当に思い悩んでいるという。そういえば、中国で何か災害や事故があれば真っ先にかけつけるのが、温家宝首相だ。本来であれば、担当部局に任せるべきなのだが、彼はいつも中国国民と粘り強く対話してきた。そうした姿勢が評価され、温家宝首相は中国で最も評価された指導者である周恩来元首相の再来と言われ、「親民首相」と称された。
 中国人に「一番素晴らしい指導者は誰ですか」と聞けば、かなりの数で「周恩来」と答える。周恩来元首相は家庭にあっては奥さん第一で浮気は一切せず、政治においては、文化大革命で難しい舵取りだったが常に民衆のことを第一に考えていたという。
 中国の温家宝首相がこのほど、天津市にある母校の南海中学(中学校と高校を併設)で講演し、日中戦争や国共内戦に巻き込まれ少年時代に極貧生活を送ったことや、父や祖父が中国共産党による政治運動で迫害を受けたことなど幼いときからの半生を赤裸々に語った話が興味深い。
 、「指導者にとって重要なことは民情、民心、民意を尊重することで、民心に背けば政権の存亡に関わる」、「政策の善し悪しを図る唯一の基準は民衆が喜ぶか喜ばないか、満足するか満足しないかだ。中国は世界で最も貧困層が多い国のひとつなのだから、政府や社会は貧困層に平等な権利を与えられるかどうかが重要だ」と指摘するとともに、「国家の命は人心にあり、政府が人心に背けば、社会の発展と政権の存亡にも影響する」と力説した。「中国は現在、(民衆を顧みない)官僚主義や腐敗が蔓延している」として政治体制改革の必要性を強調するなど、改革に反対する保守勢力を強く牽制した。
 温家宝首相らしい言葉であり、「親民宰相」の面目躍如の発言だが、中国は一見独裁政権に思えるが、それでも幾分なりとも中国国民の話はそれなりに耳を傾けている。「中国で最も有名な日本人」である加藤嘉一氏の講演を私たち夫婦で聴いたことがあるのだが、その講演内容の話でも裏付けられる。中国の指導者は我々の知らないところで、中国国内の動向や民衆の不満を聞いているのだ。
 もし、中国共産党がすべてやりたい放題やれば、党はあっという間に瓦解するということを日本人の多くはあまり知らない。
 温家宝首相の悩みを忖度すれば、おおよそ想像がつく。特に、党の中間層等の腐敗が酷いことから、中国国民の民心が党から離れてしまうことを恐れているからだ。そしてその不安はあたっているだろう。
 温家宝首相が優れたトップであることは私たち夫婦でも異論のないところなのだが、中国がよくならない理由はその意向が下まで隅々まで浸透しないことである。それに大事なことは彼が文化大革命を経験し、下放で農村に追いやられた経験も持っている。苦労を知っていて、農作業や貧困がどれだけ大変かを身に染みて知っていることも大きい。
 日本の議員は口では貧困を無くそうと言っても自分たちはそれなりに恵まれた家庭に育っていることで本当の貧困がどういうものかを分かっていない。だからこそ、温家宝首相と日本の国会議員の器は全く違う。温家宝首相は、中国の役人がウソを言うことを十分に理解していたため、温家宝首相の視察は無作為に行われ、直に人民と対話することに勤めたという。
 こう書いていると、私はふと朝鮮総督府の斉藤実総督を思い出す。斉藤総督もしばしば無作為で朝鮮各地を視察しているが、よく話を聞き、文治の斉藤と言われた。
 ただ私たち夫婦が懸念していることはこうした温家宝首相のような苦労人であればこそ、中国国民にも配慮した政治も行われるわけだが、二代目三代目になると日本と同様に苦労知らずの坊ちゃんたちの政治になりやしないかということだ。国もそうだが、坊ちゃん政治家が主導権を握るとなると、国民にとって不幸になることが多い。
 ともあれ、中国国民を幸せにしたいという願いと思いは伝わってくるのだが、温家宝首相に込められた想いがどうして実現できなかったのか、また、日本との関係は温家宝首相の時代はずっと悪かったが、本人の対日感情は別の所にあったのかといろいろ聞きたいこともある。中国の指導者は引退するとあまり講演したりはしないが、引退したときは是非、日本で講演をしてもらいたいという希望は私にはあるのだ。




レインボーキウィ

甘くて美味しいです。





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by shinwa_2007 | 2011-11-22 23:18 | 社会 | Trackback | Comments(13)


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