集団的自衛権「解釈改憲は暴挙」 行使容認反対、京都でデモ
集団的自衛権の行使容認に反対する市民の集会やデモが20日、京都市内各地であった。国会の事実上閉会にあたり、参加者は憲法解釈変更の閣議決定を急ぐ政府を強く批判。「憲法9条が歯止めとなって日本は平和を維持してきた。憲法を解釈で変えようとする行為は暴挙」と声を上げた。
京都市役所前(中京区)で行われた緊急の抗議集会には、「平和憲法を守り、自衛隊の海外派兵・有事体制に反対する京都共同センター」の呼び掛けで約200人が集まった。弁護士らがマイクで演説し、「安倍首相は国連の集団安全保障に基づく武力行使には参加しないと言っていたのに、もう方針が変わってきた」「21世紀の人類の羅針盤である平和憲法を壊そうとしている」などと訴えた。
続いて参加者は横断幕やのぼりを掲げて河原町通をデモ行進した。与党協議が22日の国会閉会後も継続される方針を受け、「閣議決定で憲法を壊すな。9条を守ろう」とシュプレヒコールを上げた。
伏見区や下京区でも抗議行動があり、「集団的自衛権行使を許さない京都府民有志」の代表者は自民党京都府連に申し入れ書を提出した。
【 2014年06月20日 23時20分 】