最初に「Mother Lake Products Project」の発起人である
立命館大学の佐藤典司先生と出会いました
そして 滋賀県の琵琶湖近隣で
陶器 木工 麻 縮緬 漆 仏具などを生業とされている
職人さんたちと出会いました
私たちは このプロジェクトに参加し
職人さんたちと商品を共同開発をすることになりました
水を満々と湛えた琵琶湖は「日本の大きな器」である
1stプロダクトとして 私たちは丸滋製陶さんと一緒に
「器湖」という名の器をつくることにしました
そしてKIKOFというブランドを立ち上げました
私たちは 日本の母なる湖からモノが生まれ
伝統文化が絶えることなく脈々と受け継がれていくことを願います
キギ
KIKOFは、Mother Lake Products Projectの活動活動から生まれました。グラフィック、プロダクト、ファッションなど様々なクリエイションを生み出し東京を中心に活動をしているキギと滋賀県の琵琶湖周辺を拠点として活動する伝統工芸の技術者たちが共同開発をするプロダクトブランドです。
「Mother Lake Products Project」は、立命館大学の佐藤典司先生により立ち上げられた、琵琶湖をはじめとする大自然に恵まれた滋賀県の風土と、長年培われてきた工芸の技術を活かし、現代のライフスタイルに合った伝統工芸品づくりを目指していこうというプロジェクトです。
企業やブランド、ショップなどのアートディレクション、商品デザインなどを手掛ける。グラフィックデザイン会社のDRAFTを経て、2012年にキギを設立。それぞれの仕事や創作とともに、1999年より共同での制作をはじめる。DRAFTが立ち上げたグラフィックデザインの視点から新しいプロダクトのあり方を探る「D-BROS」のディレクションでは、ブランドのリーディングプロダクツを多数開発。代表作の1つであるビニール製のフラワーベース“hope forever blossoming”は、ロングセラーアイテムとしてD-BROS SHOP(品川店、梅田店)及び各国のセレクトショップやミュージアムショップ等で取扱いがある。毎年発表されてきたパターンは総計で65種にのぼる。その他、SENZ Umbrellasとのコラボレーション“Umbrella for the Earth”(傘)のデザイン、 D-BROSの紙の時計“Time Paper”のヴィクトリア&アルバート博物館ミュージアムショップエディションの発表など、多くのプロジェクトを手掛けてきた。日本をはじめ、ヨーロッパやアメリカのデザインアワードを多数受賞。あらゆるジャンルを横断しながら、グラフィックの新しいあり方を探し、生み出し続けている。共著書に作品集『キギ/KIGI』(リトルモア)。主な作品展に「キギ展」 (ギンザ・グラフィック・ギャラリー、2012年)、「続・キギ展集合と拡散」(ヒルサイドフォーラム、2013年)ほか。
明治10年、今井新左衛門により丸志製陶所(現・丸滋製陶株式会社)創業。現当主は今井智一で5代目にあたる。信楽焼はその時代に必要とされる生活具を創ってきた。鎌倉時代は種壺やみずがめ、桃山時代は茶道具、江戸時代は茶壺、明治から昭和にかけては火鉢など。丸滋製陶もそれぞれの時代で創るものが変移し、創業時の火鉢にはじまり、エクステリアやインテリアに創作の範囲が広がってきた。今までロクロ成形による回転体の制作を主としてきたが、「KIKOF」制作にあたり鋳込み成形による八角形の器に挑戦。初めての試みのため試行錯誤し、悪戦苦闘しているが、この経験がやがて次の丸滋製陶をつくっていくはずとチャレンジしている。過度に装飾せずシンプルな形状をベースとして日常の生活の中に陶器が自然と溶け込むこと。信楽焼の伝統を受け継ぎながら、現代のライフスタイルに似合う'住まいのやきもの'の制作・提案を目指し、使っていただく方が気に入り、長く暮らしに馴染んでいくものを生み出していきたいと考えている。
当主 今井智一/1968年信楽に生まれる。京都工芸繊維大学工芸学部意匠工芸学科卒業後、1991年に信楽窯業試験場釉薬科を修了し、丸滋製陶株式会社へ。2003年信楽焼新総合展グランプリ受賞。2013年TENT LONDON(英)に出展。
グラフィックデザイナーであるキギのクリエイションにより、紙で成形したようなシンプルな形に仕上げています。
八角形をベースとしたフォルムは、直線のみで構成され、紙に近づける表現が、うすく、ごく軽い食器を生み出しました。
直線的なかたさと、陶器の持つ柔らかい印象、何度も調整した釉薬の色合いが独特の素材感をつくりだし、磁器では表現できない味わいが特徴となっています。
紙の薄さや角度を再現するため、製造工程には様々な試行錯誤がなされました。
火に強く、大きなものをつくるのに適した特性を持つ信楽の土だからこそ可能となったかたちです。
器の色は琵琶湖の朝、昼、夕の湖面に映る色の表現で、それぞれ、Morning blue、Noon white、Sunset pink、と名付けられました。
刻印された数字 670.25 は琵琶湖の面積を表しています。
本製品は滋賀県の信楽焼の陶器窯でつくられています。
200〜300万年前、日本一大きな湖である琵琶湖は、現在よりももっと南の位置にありました。長い年月をかけて琵琶湖は北へ移動していると言われています。信楽の土は古琵琶湖層の粘土層であるため、ざっくりとした質感をもち、素朴であたたかい独特の粘土質なのです。
ONLINE SHOPでは、8月中旬(予定)よりご購入できます。
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