banner_03 にほんブログ村 写真ブログ 日常写真へ 

<  2011年 03月   >この月の画像一覧

  • 「中国嫁日記日記」到着!!~日常の日中夫婦生活をコミカルに描く
    [ 2011-04-02 23:04 ]
  • 「自粛」の現場を行く~うちら以外誰も飲んでいなかった!!
    [ 2011-04-01 23:12 ]
  • 大地震における動物の異常行動と地震予知
    [ 2011-03-31 21:15 ]
  • 計画停電よりも輪番休業の検討を
    [ 2011-03-30 23:38 ]
  • 今こそワンマン復興庁長官の登場を~平成の後藤新平待望論~
    [ 2011-03-29 23:04 ]
  • 旅行・ホテル・ゴルフ業界の悩み~東日本大震災でキャンセルの山
    [ 2011-03-28 21:57 ]
  • 東日本大震災~その時、中国東北人はどうしたか。
    [ 2011-03-27 22:45 ]
  • 「タバコ業界と自転車業界の悩み」~東日本大震災の余波~
    [ 2011-03-26 21:34 ]
  • 東日本復興に欠かせない政府の本気度~100兆円規模の大型補正予算を組め
    [ 2011-03-25 21:59 ]
  • 東北地方早期復興が困難な理由とは?~建設職人の絶対数が不足
    [ 2011-03-24 19:51 ]

「中国嫁日記日記」到着!!~日常の日中夫婦生活をコミカルに描く

 井上さんが出版した「中国嫁日記日記」が無事我が家に届いた。
 真っ先に読んだのがうちの中国嫁で、げらげら笑っていた。
 こうして見ると人間というのは改めて思うことだが、笑いは本当に必要だ。
 漫画を見ていて気がついたことだが、「月さん」の楽観的なところは本当に素敵だと思う。今、日本は心配性の人が多く、原発がどうの、余震がどうの、放射能がどうのということを毎日話し、不安を増大させている人(私もか?)が多い。
 しかし、こういう時に大事な言葉は、「大丈夫デスヨ」というものだ。
 私の嫁も、私がニュースを見て、「これやばいんじゃないのか」「お前、親父と姉貴連れて中国瀋陽に疎開したほうがいいんじゃないか」というがそれでも、「大丈夫だよ。あなたは心配しすぎ!。人間何があっても生きるか死ぬかも運命なんだよ」ときっぱりという。
 これは一種思い込みかも知れないが、東北の女性は働き者が多い。その反面、頑固という欠点もあるのだが、一度不機嫌になると中々口をきいてくれない。
 ところで、中国女性と結婚すると親族が続々と押し寄せてくるのではと思い込む人もおり、井上さんは、「中国嫁日記日記」で反論しているのだが、これは私も同じでコトを言いたい。
 誰でもビザが下りるわけではない。 ビザが下りるか下りないかの基準は今もって分からない。
 結構、親族がいても無制限にビザが通るという訳でもない。
 考えてみれば、今、中国人と日本人との結婚はかなり多く、この結婚物語を思い付いた時から「中国嫁日記」の成功は約束されたようなものだったのだろう。
 その中で極めて普通の生活を維持している日中カップルは非常に多いはずだ。
 日中夫婦で果たして毎日のように尖閣諸島の領有権を巡り討論する人々はかなり少数かむしろ相当特殊な夫婦である。
 そして普通の姿で当たり前の日中夫婦のコミカルに描いた「中国嫁日記」の登場は、多くの人々から待たれていたものだと思う。
 書籍化の話は今どうなっているのか分からないが一刻も早く読みたいと思う。
 井上さん曰く「薄くて高い本」だが、中国や日中夫婦そして笑いと漫画が好きな人には本当に読む価値のある漫画であると思う。




中国嫁日記日記


中国嫁ピンズ



banner_03 ←夫ちゃんに励みの一票よろしくお願いしますヾ(^-^;)
にほんブログ村 写真ブログ 日常写真へ ←私にも励みの一票よろしくお願いします☆^(o≧▽゚)o
■  [PR]
by shinwa_2007 | 2011-04-02 23:04 | 二人の話 | Trackback(1) | Comments(28)

「自粛」の現場を行く~うちら以外誰も飲んでいなかった!!

 私は酒が苦手であるため、酒の席にはほとんどいない。
 例外なのは、歓送迎会と新年会・忘年会くらいだろうか。後は、中国人や韓国人とトークする時だけかも知れない。
 3月は人が来てそして去る季節でもあるので、歓送迎会は多いのだが、ある日、別の部署の人が退職するため、私もお世話になった関係で出席した。
 非常に盛会であった。やはり、集まる人も多かったのも、その人の人徳によるものだなと感じた。
 ひとしきり、トークしながら会は盛り上がっていたのだが、ふとあたりを見渡してみると、隣の部屋は暗いままだ。「自粛」ムードと計画停電のせいで、お客もいないのかなと思いつつ、トイレに行った。
 計画停電のせいで居酒屋も照明も暗い。
 その居酒屋は、ビルの中にあるのだが、トイレまで行くと、すべての部屋が見渡せる仕組みになっている。
 トイレまで行ったが、我々以外誰も客がいなかった。これにはさすがに驚いた。この季節での飲み会はどこも多いはずだが、我々が占拠した一角を除いては静まり返っていたのだ。
 そして、店員さんを捕まえて、「ここは何時まで営業しているの」と聞くと、
 「8時半です。計画停電のこともありますが、お客さんの足も遠のいていますからね。いつもこんな感じだと、私たちも辛いですね」と答えた。
 居酒屋と言えば庶民の味方であり、いつでもどこでも気楽に飲めるということで、地震前であれば、満員だった。しかもこの店は、結構その地区では優良の人気のチェーン店なのだ。それでも、この有様である。
 銀座のクラブや新宿のキャバクラは私には縁遠いところであるが、私はそういうところに飲みに行くお金もないので分からないが、お通夜みたいになっているのではと想像したが、今週発売の週刊新潮によるとそういうコトになっている。
 何しろ客専用の電話が全くかかってこないのだと言う。
 さらに石原慎太郎東京都知事も、「花見自粛宣言」をし、上野公園、靖国神社、千鳥ヶ淵では花見酒とはいかないようだ。
 この時期、酒業界と弁当業界にとっては「春需」の時期なのだが、本当にあてが外れた。
 そして、先のコラムで書いたように、旅行・ホテル・ゴルフ業界ではキャンセルの山。
 花火も東京湾華火大会が中止と矢田中央区長が決定した。
 東日本は地震と原発に怯え、計画停電があるため、経済活動がままならないとは言え、少々行きすぎている。
 まあ、私も事実上は3月11日以降、大きな仕事はしていないし、帰りも早い。若手は、少し残業して稼ぐ部分も必要なので、今回の東日本の停滞は本当に困る。
 でも本当に今の東京の停滞感は、住んでみると分かる。
 周りがどんよりして、暗い。商店街も6時になるとまっくらだ。
 しかもACのCMを見ると、こっちまで消費する気がなくなってしまう。
 こういう時こそ、消費した人間に対しては免税するくらいの政策を採らないと、本当に東日本はやばい。
 うちの嫁も、「日本語の自粛はもはや国際用語になるのかも知れない。中国の四川大震災の時は、むしろ有名人がどんどん、義援金を出して義援金オークションであり、他の地域の生活は普通だった。計画停電の問題はあるけれど、東日本はずっと喪中にいるような感じだ」という。
 はっきりいえば、今はもう「自粛」なんて生やさしい言葉では済まないのだ。
 まともな経済活動ができないのだ。
 今、地方公共団体に行っても相手にされない。当たり前だ。こんな時期に何しに来たと言われるだけだ。もう私個人で言えば3週間近く遊んでいる状態で何の手柄も立てられない。いつまで無駄飯食っているんだと言われても、仕方がないのだ。
 先帝が崩御した時や阪神・淡路大震災の時の「自粛」ムードはあったが今回は、桁が違う。先帝崩御の後、今上帝即位があり、自粛ムードも一気に吹っ飛んだからだ。
 とりあえず、私もそうだが、東日本は1回心のケアでリセットしなくてはいけないと思う。
 今日、映画「なくもんか」をやっているのだが、子どもが、「こう見えても疲れるんだよ。どっかで気晴らししないとね」と語っていたが、全くそうだ。
 私も気晴らしして、家族で沖縄に行きたい。
 

私が勝手にリンクしているカメラ女子「きょん♪」の簡単ステキ写真術の
ブログ主と山本まりこさん 二人の女子カメラマンが素敵なプロジェクトを立ち上げました。
 折り鶴の写真で動画をつくるプロジェクト「1000smiles(せんすまいるず)」
昨日お邪魔したところこのプロジェクトを知ったんですが、
そのときはすでに締め切りの時間が過ぎてしまったのですごく残念だと思っていましたが、
本日なんと応募が4月10日まで延長になりました。v(≧∇≦)v いえぇぇぇぇいっ♪
それで私も早速鶴を折って写真を撮ってみました。
とても素敵なプロジェクトですね!みなさんも参加してみませんか?

Pray for Japan!



banner_03 ←夫ちゃんに励みの一票よろしくお願いしますヾ(^-^;)
にほんブログ村 写真ブログ 日常写真へ ←私にも励みの一票よろしくお願いします☆^(o≧▽゚)o
Tags:# 
■  [PR]
by shinwa_2007 | 2011-04-01 23:12 | 東日本大震災害 | Trackback | Comments(15)

大地震における動物の異常行動と地震予知

 我が家は築50年くらいになろうか。
 とにかく古い家だ。父はがらくた収集癖があるのでそこらじゅうががらくただ。
 はっきり言うと我が家は父の"ゴミ"と私の骨董と謎の資料と称するゴミにあふれ、ゴミ屋敷なのだが、昭和の雰囲気を残している。そんな感じの家だが、最近、気になることがある。
 そんな我が家はネズミがいる。いつも天井にはネズミの「チューチュー」声や走り回る音、何かを囓る音が聞こえる。最近めっきりネズミの気配がない。
 これが私を不安にさせている原因の1つである。
 今、都内ではまだ余震が多く、計画停電もあり、それも不安にさせている要因なのだが、私の周囲で鳴いていたネズミやカラスもめっきり減った。
 私たち夫婦も地震のせいで、ネズミや動物が少なくなったのだろうなと思っているが、果たしてそれだけだろうかと一方で思っている。
 よく地震が起こる前ではネズミの大脱走が起こると言われ、様々な史書にも書かれている。実際、嫁の出身地の遼寧省では1975年、動物たちのあまりにも多くの異常現象があったため、中国国家地震局は、遼寧省の住民100万人退避させ、その日のうちに「海域地震」が発生、被害を最小限に抑えている。しかし、この遼寧省の話は実は事実と異なり、前に地震があったため、退避させたというのが真相で、動物たちの異常現象の報告によって退避させたモノではなかったという。
 しかも、その後の唐山地震や四川大地震では、この地震予知の能力は発揮できず、この動物の異常な行動での地震予知はいまだに未知数であり、後付けの話も多い。
 嫁がテレビで阪神・淡路大震災の時も動物の異常行動があったと言う話をしていたので、何か関連があるのかもという。
 ネズミの気配を感じた時は、「うっとうしいな」と思う反面、本当に都内に大地震が起きないモノなのだろうかと思うこともある。
 そういえば近所でうろついていた猫もいつのまにかいなくなった。
 もちろん猫も寿命があり、猫は死ぬ前には姿を消すという言い伝えもあり、それで姿を消したのかも知れないと思ったが、一方で地震のことで姿を消したのだろうかとも思う。
 他にも地震に関わる民間伝承としては、カラスが集団で鳴いたりする話もあるが、昔から民間伝承で動物がこういう行動をすれば地震が起きるという言い伝えは数多くあった。
 はじめは、「そんなものは迷信だろう」と思っていたが、いざ自分自身の身の回りに動物の異常な行動があると、やはり不安にさせられる。
 一方では、「迷信」と思いたい気持ちもあり、今の私の周囲の動物たちの行動を見て、「宏観異常現象」という概念も調べてみたが、実際の所は疑似科学に近いものらしい。
 民俗学や民間伝承そのものがオカルトに近いモノだからやむを得ないが、最近、神経質になっているせいか、動物の行動に気を配っている毎日である。



ムスカリー


ムスカリー
百合(ゆり)科
別名:グレープヒヤシンス
(葡萄に似ているところから)
3月22日の誕生花
花言葉は「寛大なる愛」

花300より


banner_03 ←夫ちゃんに励みの一票よろしくお願いしますヾ(^-^;)
にほんブログ村 写真ブログ 日常写真へ ←私にも励みの一票よろしくお願いします☆^(o≧▽゚)o
Tags:# 
■  [PR]
by shinwa_2007 | 2011-03-31 21:15 | 東日本大震災害 | Trackback | Comments(4)

計画停電よりも輪番休業の検討を

 「一体この計画停電はいつまで続くのか。建材を作ろうにも明日の予定を今日立てられない事態に陥っている。本当にお客様に迷惑ばかりかけて面目ないばかりだ。別業界では土日出勤で対応しているところがあるが、このまま計画停電が続けば客離れは避けられない」
 北関東の建材関連工場のみならず恐らく工場関係者は共通の悩みを抱いているのではないのだろうか。
 群馬工場や栃木工場あるいは、茨城工場は首都圏へアクセスが良く、製造した製品をすぐに供給できるメリットがある。しかし、若干、東北よりも土地価格が高いため、さらに安い工場を求め東北に工場を持つ建材会社もある。
 いずれにしても、北関東と東北は建材会社にとって製造供給の一大拠点でもあった。会社の規模が大きければ、西日本工場を持つ場合もあるのだが、今回、普段は意識しないものだが、我々は随分、北関東と東北にお世話になっていたのだなと改めて実感した。
 計画停電は来年の夏まで続く予定だが、それまで一般庶民も工場運営者も同様に、計画停電と上手く付き合っていくしかない。
 土日出勤が当たり前になり、電力を多く使う金曜日や木曜日などの平日は、休みになることも出てくるだろう。
 「工場もそのうち東日本から西日本へ移転するのではないか」
 そういう声も聞こえる。しかし、一方、「東日本に工場がある中で、西日本へ移転するコストも大きいので現実的ではない」という声もある。
 こうしてみると、工場建設もすべて東京を起点として考えてきた。
 こういうルートで走れば東京への供給は便利が良い。もちろん西日本の工場も多いのだが、東京一極集中の弱点を露呈させてしまった。
 今回の地震の範囲は、東京から岡山あたりまで続く大きな被害をもたらしたことは痛いことだが、計画停電により、東日本の生産を弱体化してしまった。
 すでに報じられているが、ミネラルウォーターは韓国から入ることになっているが、足りない部品や建材も、「日本でなければ台湾や韓国から供給してもらうしかない」という発言もあるように、今後、韓国と台湾からの販売が増える可能性が高い。
 ちなみに、東電が実施している計画停電は工場運営者にとっては殊の外、評判が悪い。それならばいっそのこと業界で申し合わせて「輪番休業」を検討してみてはどうだろうか。
 父に聞くと、昔は電気が来ない日があり、その日は自動的に休暇となった。毎週土曜日曜日が休みと決めるから電気が足りなくなるのだ。土曜日日曜日は必ず休むという固定概念を外すのだ。
 例えば、建設業は、木金を休み、製造業は火水を休む。また、夏に電力が足りないというのであれば、一斉にお盆を休むから電力が足りなくなる。ならば、休む週をそれぞれ業界ごとにずらしてはいかがだろうか。
 いずれにしても、この計画停電が東日本工場にとってネックになっている。
 さらには戦時中の日本は消灯令も存在した。オイルショックの時はネオンも消した。あのときと東日本の危機的状況は同じである。
 様々なアイディアを出して、今年の夏の電力不足を乗り切ってみたい。


計画停電と言っても前日の夜に発表されたりするので
個人は困るし、なんと言っても困るのは企業だと思います。
もちろんサービス業も生産業もみんな同じだと思います。
機械は、一回止めてから再起動するのに時間がかかるし
パン工場などは生地作り→発酵→焼くまでもすごく時間がかかるし、
製鉄業とかは釜を熱したりするにも時間がかかるのに
3時間停電の為に生産を中止せざる得ないし
スーパーもレジが使えないし、コンピュータ管理の現代社会だから
流通や在庫調べなども難しい、それと外出したくても計画停電で
電車が止まると帰れないと困ると思って、外出も控える事になるから
なんでもかんでも計画が狂っちゃう!
土日は休む会社が多いため、計画停電しなくても済む場合も多いから
企業や工場も休みの日をずらせば少しでも解決すると思います。
わたしたちがいくら何を言っても、東電や国が決めることだから何も変らないと思いますが
夏になるともっと電気を使うようになるから、今からでも少しずつアイディアをだして
少しずつ計画を立てていかないと大変な事になりそうです。
日本は湿気が多いから夏は蒸し暑い!冷房がないと無理!
食中毒を防ぐために冷蔵庫が使えなくても困る!
本当に何とかして欲しいですね。いつまで続くやら~心配です。


さくら


banner_03 ←夫ちゃんに励みの一票よろしくお願いしますヾ(^-^;)
にほんブログ村 写真ブログ 日常写真へ ←私にも励みの一票よろしくお願いします☆^(o≧▽゚)o

Tags:# # 
■  [PR]
by shinwa_2007 | 2011-03-30 23:38 | 東日本大震災害 | Trackback | Comments(3)

今こそワンマン復興庁長官の登場を~平成の後藤新平待望論~

 今日の産経新聞では、人物・後藤新平を紹介している。
 後藤新平は、内務大臣、外務大臣のほか東京市長を務めたが、何と言っても今、我々が学ぶべきとしては、帝都復興院総裁としての活躍だろう。
 教訓とすべきは、後藤が内務大臣就任2日後にすぐ復興根本策を書き上げたことだ。「遷都はしない」「復興費用は30億円」の項目と共に東京改造計画も書かれていた。
 ちなみに、私は、私のボスに対して、「それはできません」という言葉を話すのは禁句である。ボスの口癖は、「やってもいないことになのに、何故わかるんだ。とにかくやってみろ」と言う。そして必死にやって業務を終えて報告すると、「ほら見ろできるじゃねーか。人間必死になればたいていのことができるんだよ」という人だ。
 ボスの評価は様々であるが、平時よりも今のような非常時こそ豪腕を発揮するタイプなのだろうなと思う。
 一方、後藤は、別名、「大風呂敷」という渾名があり、とにかくラッパを吹いて先頭に立ち、最終的には予算は当時で5億7500万円と大幅に減額されたものの、本日の東京の交通事情は、恐らく後藤新平がいなければ混雑したままであったであろう。
 確かに後藤のやり方は相当な強引であり、当時の地主の権利も無視して相当な反発も買った。しかし、後藤は一向に気にしなかった。
 私の上司も「回りを気にして意見をまとめている人間はろくな仕事ができない。俺はこうしたいんだという強い意志の持ち主が本当にいい仕事が出来る」という。全くそうだ。今度の震災も同じで、回りからどんなに叩かれても、揺るぎない強い意志が必要である。
 俺は東北をこう復興したいんだ。そういう強い意志を持つ人間が復興するリーダーの資格がある。
 敗戦直後の日本はもっと最悪だった。東京は廃墟になり、もう「帝都おわった」と誰しも思ったことだろう。しかも、今よりもはるかにお金がない。しかも、官僚の上司たちは戦犯や追放令で去った者が多い。
 残った若き官僚や政治家は、外国からの支援や復興国債を創設して資金を集め、本日の東京を築きあげたのである。
 しかし翻ってみるに、今の菅直人政権では、当時と器が違いすぎる。
 復興・復旧論議を考えると、「現状復帰すればいいのだろ」と考えがちだが、これは大きな誤りで、現在の神戸市が韓国の釜山に敗れ、中国の青島に負けた原因はここにある。
 神戸港を現状復帰してそれでコト足りると考えたのだが、その後、釜山港や世界の大型港へ移行した結果、かつて神戸港は世界第4位のコンテナ量扱い高を誇ったが、今はなんと44位という田舎港に凋落してしまった。
 お金がないということでけちったことで大きな国益を失ってしまったのである。
 だからこそ今求められることは、真っ白な紙とボールペン、地図、被災地のデータを集めて、白紙から東北をどうするのかという視点から始めていかなければ行けない。
 予算のことをあれこれ言う財務大臣もいるようだが、今の政治家のレベルは本当に低い。
 平時では禁じ手だが、戦時中に存在した軍票のような復興札や復興国債を検討すべきだ。
 今や東北を復興するには、後藤のような大胆な発想をするしかないのだ。
 今日の池上さんのテレビで紹介されていたが、阪神・淡路大震災のがれき撤去だけで3,200億円かかったという。今回のがれき撤去でいくらかかるか想像もつかない。
 菅直人内閣は一向に復興計画を立案しようとしない。原発のことで頭がいっぱいなのだろうが、具体的にいついつ何々をこうしますと決断しようとしない。
 決断できないリーダーは最悪なのだ。
 今、被災者はあれだけ津波と地震で酷い目に遭っても、それでも70%はこの町に住みたいという希望を持っている。早く戻りたいと思っているのだ。
 そして仮設住宅でもいいから住みたいと思う人はゴマンといるのだ。さらに、被災者の希望は、食料の手当、水、ガソリンであり、そして具体的な復興計画だ。
 具体的なプランを立案すれば、被災者にも生きる希望もででくる。
 「頑張ろう日本」ということも無論重要なことであるが、精神論だけでは、どうにもならないのだ。
 今、必要なのは、精神論よりも具体的なプラン立案である。
 もし、平成の御代に後藤新平が生きていれば、「お前じゃだめだ。復興は俺がやる」と言っていただろう。
 「できません」この言葉を言うことはとても簡単である。
 しかし私はわがままなボスに鍛えられて、たいていのことはできると思っている。
 わがままな事業主のもとで働いた経験のあるサラリーマンなら理解してくれると思うが、白紙で物事を考える癖が私についている。
 そしてどうしたら、ボスに言われた計画を可能であるかを常に考え、実行に移す場合、誰の協力を求めればいいかを検討する。
 こう書くとわたしが有能そうに見えるが、能力で言えば明らかに無能と自覚している。
 しかし無能でありながら、何故首にならないかと言えば周囲に親切な人がたくさんいてくれて助けてくれるからだ。本当にありがたいと思っている。
 1人の人間ができることは限られている。しかし、1人が2人になり、3人の人間をくっつけると創造的イノベーションを生み出す。
 そして多数のブレインが集まればその力はさらに拡大し、東北復興に大きな力になる。
 そして、何よりも重要なのは復興にかける執念と計画だ。そして周囲の人を巻き込む人望が何よりも大切だ。
 

フランスからの応援メッセージです。
絆[kizuna]
カメラと一緒に日本を応援*



ツバキ
見守っているから綺麗な花を咲かせてね


banner_03 ←夫ちゃんに励みの一票よろしくお願いしますヾ(^-^;)
にほんブログ村 写真ブログ 日常写真へ ←私にも励みの一票よろしくお願いします☆^(o≧▽゚)o

Tags:# # 
■  [PR]
by shinwa_2007 | 2011-03-29 23:04 | 東日本大震災害 | Trackback | Comments(12)

旅行・ホテル・ゴルフ業界の悩み~東日本大震災でキャンセルの山

 「今や東京都内のホテルはがら空きだよ。空席率は7割らしいうちのホテルもキャンセルの山だ。リーマンショックから回復しつつあり、ホテル業界も少々上昇気味だったのでほっとしていたところだが、今回の打撃は大きすぎる」
 都内に勤務するホテルマンは、このような感想を漏らす。
 また一方、西日本を発祥とする旅行会社社員はこう述べる。
 「大震災だけならまだ何とかなったが、今回の計画停電、放射能汚染、ガソリン不足で東日本の旅行はとどめを刺された。今や伊豆・富士関係の旅行までもがキャンセルをくらっている。早く何とかしないと旅行業界は死活問題になる」
 また、一方、ゴルフ場の友人も、
 「千葉だけではない。うちの静岡のゴルフ場もキャンセルが酷い。キャンセルの言い方も、このご時世ですので大変申し訳ないという言葉だ。それも理解できるがこのまま続けば、本当に困ったことになる。西日本のゴルフ場、旅行関係がどうなっているか分からないが、このまま東日本の娯楽関係が死滅すると大変なことになる」
 大学の同期が語るそれぞれの問題を話してもらったのだが、本当にきついということが実感できる生々しい言葉である。
 例えば、日本旅行のホームページを見ると、東北・茨城のパックツアーを見ると、地震を理由にした場合、キャンセルの取り消し料金は徴収しないと書いてあり、他の旅行会社もおおむね同じ歩調を取っている。
 さらに、日本も外国からの観光に力を入れているため、韓国人や中国人のお客も多い。そのお客も一気にキャンセルし、銀座も今や静かだという。
 ハウステンボスも中国、韓国人のお客が多く、東北から遠く離れている長崎ですら1万人のキャンセルを食らった。ハウステンボスは一時期赤字だったがこれから儲かるという矢先の出来事である。
 前にも書いたが東京都内全域も計画停電や節電で暗い。そして本当にこれまでの出来事は、真なのか夢なのかも分からないときがある。夢であって欲しいときもあるが、今の現実は中々受け入れられない。
 聞くところによると一時期「新中華街」と称された池袋の中華街もサッパリだ。理由は、中国人が帰国したためで、店も一時的に閉めるところもあるという。
 中国人をお得意様にしていた前述のホテルマンも、「中国人旅行者も随分いなくなったことも業界にとっては痛い」と認めている。さらに言えば、浅草では欧米系の人もよくいたが、最近では蜘蛛の子を散らすようにいなくなって、困っている。
 旅行関係の話を聞くと、キャンセルの山は、東日本に限らず全国に拡大している。
旅行・ホテル・ゴルフ業界の関心の的は、「一体いつまでこのキャンセルの山と自粛が続くのか。もし長期化すれば業界は危機的状況に陥る」と断言する。
 私個人としては東日本がこのような情勢であるから、西日本で引っ張って欲しいという思いもあるが、残念なことに西日本も様々なイベントを自粛している。
 個人的には、私が夏に楽しみにしている花火大会も次々と中止している。
 まず横浜港花火大会が、そして東京湾華火大会も中止を発表。表向きは、「震災について自粛すべき」という意見が多いのかも知れないが、夏は今よりもはるかに多い計画停電があるため、実際は計画停電のことを考えて中止にしたのだろうと私は思っている。
 そうなれば、調布花火大会、隅田川花火大会、板橋花火大会、足立花火大会、葛飾花火大会、江戸川花火大会などの都内の有数の花火大会も次々と中止に追い込まれる可能性がある。
 計画停電によって電車の運行などで支障が出る可能性が高いからだ。
 東日本は計画停電がネックになるため、多くのイベントができない現状がある。
 そうなれば西日本の花火大会やイベントもそれに続き、日本は火の消えたようになってしまう。
 そして、前述の娯楽関係の業界の人々はまさしくそれを危惧しているのである。
 このことはネット系の楽天トラベルも業界5位に躍進したが、例外ではない。
 「極端な自粛は抑えて欲しいが、計画停電、放射能、ガソリン不足はいつになれば解決するのか。そして復興気運はいつなのか」
 旅行・ホテル・ゴルフ業界の人々はかたずを飲んでこの情勢を見守っている。



椿(つばき)



banner_03 ←夫ちゃんに励みの一票よろしくお願いしますヾ(^-^;)
にほんブログ村 写真ブログ 日常写真へ ←私にも励みの一票よろしくお願いします☆^(o≧▽゚)o

Tags:# # 
■  [PR]
by shinwa_2007 | 2011-03-28 21:57 | 東日本大震災害 | Trackback | Comments(9)

東日本大震災~その時、中国東北人はどうしたか。

 中国東北人はこれまでも書いてきたようにユーモアに溢れ、何人か揃えばそれぞれ漫才が始まるとも思える民族である。
 実際、面白い人も多い。そんな中国東北人が震災の時はどうであったか嫁から聞いた。嫁は今日久しぶりの友達と三人でランチ、そこで隣に座った男性二人(中華料理のコックさん)と訪れた店のホールのお姉さんとコックさんと地震の話題でそのときに何をしたかの話で話が盛り上がったそうだ。

会話のところは嫁が書いてくれました。丁寧語を略します。
男一:「俺、店だったけど、ちょうどトイレに入っていて、ぐらぐら揺れたから超びびったよ!地震が収まってからズボンを上げて外に出たらみんなお前どこに居たのよ!って心配されたよ」 みんな大笑い

トイレは意外と逃げ場所にいいかも。でも小水が止まらなかった場合、どうするかは悩みどころだね。

嫁:「トイレって空間が狭いし落ちる物もないから意外と安全かもよ」

男一:「家に帰ったらさ、水道も止まってるし、7階だったから部屋の中の高いところに置いてる物はすべて落ちて割れてたし、俺と一緒に住んでいるやつのデスクトップのパソコンなんってみんなむちゃくちゃになったよ」

ホールのお姉さん:「私は店で地震が起きてからすぐ外に出たら外のビルがものすごく揺れていて見ただけでもものすごく恐ろしかったよ!家に帰ったら食器棚のお皿などみんな割れてたし、夜の余震も家が8階だったからものすごく揺れたんだから!」

男二:「日本の家は耐震構造だから東京は結構強い揺れでもつぶれなかったから安全だよね」

嫁:「中国で同じ地震起きたらすぐ逃げないとあんなでかいコンクリートの板が落ちたら押しつぶされて死ぬよ!」
二人の会話でみんな一斉に頷く

男一「俺と一緒に住んでるやつさ、次の日、シャワー浴びてる最中に強い余震があってさ、あまりにも恐ろしいから風呂場から飛び出してからさ、濡れたままで布団の中に入ったから、布団はもうびしょびしょだったよ」みんな大笑い

日本人の私でも今回の大震災は初体験。中国東北人は地震に慣れていないため、さらに恐ろしかったと容易に想像できる。私も地震の最中、風呂に入っていたらどうしようと思ったことはあるが、現実になると、どうしようもないのだろうな。。 

男二:「俺と一緒に仕事してるやつの中に、シンガポールで津波にあってあまりにも怖くて中国に逃げて、そうしたら今度は四川大震災で結構揺れた。そして日本に来たら、今度は東日本大震災だ。大きな自然災害を3つ経験したの!あいつは残ってもちょっと余震があっても外に逃げちゃうから仕事にならないよ。今度、原発問題もあるから中国に帰るけど、俺が冗談で「お前ついてないね、今回帰国するときに飛行機が落ちないようにね」って言ったら笑ってたよ」  みんな大笑い

私もあれだけの恐ろしい地震は二度と経験したくないが、否が応でも経験してしまうときがある。話には聞くが地震に縁がある人もいるんだね。 

男一:「こいつ、明日帰国するのよ」

嫁:「そうなの?チケットいくら?」

男二:「俺は安いよ、往復6万くらい。俺の場合は日本にいても今仕事がないよ、店のオーナーが原発問題があってから、いきなり店をしばらく閉めると言い出した。「俺はしばらく帰国すると決めたけど、あなたたちはどうする?これだけお金置くから、みんなで分けてね」と言われたよ。俺は別に帰るつもりなかったけど、残ってもしょうがないし、これを機会に子供と家族の顔でも見てくるよ」

嫁:「それも良いね!しかし安いね、片道25万で帰った人も居るんだよ!帰ってきたらどうする?」

男二:「新しい店探すよ」

嫁:「腕があるから問題ないよね」 

バイトの中国人が勤め先をやめる話は聞くけれど、オーナーが一時店をやめるという話ははじめて聞いた。オーナーも今は東京では商売にならないと思ったのかな?


男一:「うちの店はオーナーが「君たちの内、中国に帰りたいという人が遠慮無く、私に言って欲しい。私は帰る人は責めない。残った人だけで店をやりたい」と言ってくれたんだよ。帰った人も居るんだけど、残った人だけでやってるんだけど、オーナーが給料アップしてくれたよ」 

オーナーの鏡ですね。残った中国人はきっと立派に働いてくれると思います。

ホールのお姉さん:「うちもオーナーが「帰りたい人は帰って良いよ」って言ってくれたけど、みんな帰っちゃったらオーナー一人では無理だよ!帰った人も居るけどね。正直私たちは帰る場所があるから良いけど、日本人達は日本に残るしかないもんね、原発の爆発は怖いわ」

 成田空港で今、中国人の帰国が多いという話はこの間しましたが、今、東京~瀋陽チケットは6万円まで下がりました。あの時は13万円~25万円の間くらい(ビジネスクラスだけど)に跳ね上がりましたが、今は落ち着いています。

 あの時の東京入国管理局と成田空港の騒動は凄かったですね。今はかなり落ち着いたのかな。嫁の友達の話によると水道水や野菜の汚染があってからは子連れや妊婦さんが増えたらしいです。うちの会社の同僚も嫁さんが子供を連れて西日本で非難しています。放射線は怖いですね。


嫁の友達:「成田空港の韓国の航空会社のカウンターで臨時ビザ発給もしているらしいよ。だから韓国領事館に行って申請してから何日も待たなくていいんだよ」

中国に帰国する中国人の一部のお客さんを韓国に滞在させようとしているのではないですかね。

 これが本当なら、韓国政府は賢いですね。韓国への観光客が増加するかも知れません。こうした臨機応変は日本も見習うべきかも。


 以上が中国東北人達の面白いエピソードでした。
こういう会話が多くの方が不謹慎だと思われるかも知れません。私(shinwa)は少しノイローゼ気味であり、神経症がさらに酷くなっています。嫁は必死に私を励ましていますが、いつも深刻な話ばかりしていると、私もどんどん鬱気味になっています。
 特に2chの地震関係のニュースを見るとさらに不安にさせています。
 嫁は私に2chを見るなと言っています。
 本音言うと、東京から逃げたい気持ちもあるのですが、仕事もありそうもいきません。
 嫁は嫁なりに私を励まそうと一生懸命です。
 そういう気持ちを反映して今回のそれぞれの中国東北人のエピソードを披露させて頂きました。
 3月11日以降、私から笑顔が消え、いつも気むずかしい顔を周囲に見せています。
 そしてそのことが家族や周囲に対して不快感をもたらしていることを十分に承知しています。
 「つらいのはお前だけではないんだ」
 そういうお叱りを受けることも十分承知しています。
 私に今必要なのは周囲に対する思いやりと笑顔なのでしょう。
 今回、私は少し中国東北人から元気をもらったような気がします。
 明日からみんなに笑顔を見せて働きたいと思います。
 



みんな近寄ると寒くないんだよ!頑張ろう!



banner_03 ←夫ちゃんに励みの一票よろしくお願いしますヾ(^-^;)
にほんブログ村 写真ブログ 日常写真へ ←私にも励みの一票よろしくお願いします☆^(o≧▽゚)o

■  [PR]
by shinwa_2007 | 2011-03-27 22:45 | 東日本大震災害 | Trackback | Comments(11)

「タバコ業界と自転車業界の悩み」~東日本大震災の余波~

 私が金曜日いつものなじみのタバコ屋に4カートンを注文したのだが、「今そのタバコの銘柄がなく、すぐ入ってくるのかも分からないの」とタバコ屋のおばさんはそう言った。
 今度はタバコ不足か、私はそう思い急いで帰ってからネットで検索したのだが、タバコの出荷を一時的に停止すると発表した日であった。そんなことついぞ知らず、タバコだけは大丈夫だろうと思っていたのだが、大震災の余波はついにタバコ業界まで巻き込んだ。
 私の実家もそうだが、東北はタバコの葉を生産しているところが多い。どれだけ東北でタバコの葉を東北で生産しているか寡聞にして知らないが、特に問題になったのが、タバコ工場の福島の郡山工場、栃木県の宇都宮工場が被害を受けた。
 都内下町で頑張っているタバコ屋さんも困っている構図だ。実のところ、今タバコ屋さんに話を聞くと、分量はそれほど売れないので「ぎりぎり」の状態で在庫を持っているという。
 無くなれば、注文をするが余分に注文することはないという。ところが今回、一気にタバコが品薄になり、タバコ屋さんを慌てさせ、私のような喫煙者にも衝撃を与えたのだ。
 そもそも、今現在、コンビニに押され、タバコ屋さんは続々と廃業しているところが多い。それでも地域に密着したタバコ屋さんは残っているところも多いものの、厳しい情勢には変わらない。
 一方、自転車業界も悩みが深い。
 今回、嫁の自転車を買い換えるために、自転車屋さんに行って話を聞いたのだが、春は自転車が売れる時期だと言う。自転車業界では、「春需」という言葉があり、11月頃は売れない構図がある。
 これは学校入学・卒業等と重なるため、春に需要があるという。
 だからこそ性能やデザインがよい自転車は引っ張りだこになる。
 ところで今、自転車の部品は中国でつくり、一方、組み立ては日本で行う場合もある。西日本の工場はいまだに顕在だが、関東・東北は計画停電と震災の打撃を受けて、「春需」に対応出来る生産は難しくなったという話を聞いた。
 東北・北関東は、意外と部品工場等の生産地域の拠点でもあったのだが、それが計画停電と大震災のあおりを受けて生産が出来なくなったというのだ。
 これは別に、タバコ業界と自転車業界に限った話ではない。
 建材工場も、「生産滞っている」という話聞いたし、調べれば調べるほど様々な業界に影響を及ぼしていることは間違いない。
 私も時間をかけて、他の業界への影響も調べたいところだが、中々時間がない。
 それぞれの業界関係者が、試算か何かを出して欲しいところ。
 嫁から聞いたが、陶器の焼き物で有名な「益子焼」「笠間焼」も相当な被害を受けている。
 栃木県益子町は約200の窯元が存在するが、その陶器が相当数ダメになったと言う。
 しかも、未だに東京~仙台への新幹線が開通するめどが立っていない。今は東京から那須塩原までで、新幹線に関して言えば、東北と首都圏が分断されている。
 また、今は上野から水戸まで行くのも電車では無理で、常磐線も分断されている。
 いままで、日本のインフラは健在であり、それがゆえに物流もスムーズに進んでいたのだが、とりあえず何はともあれ、大きなインフラの再構築だ。
 東北と関東の物流をスムーズにすることがまずは、第一なのかも知れない。




綺麗な花を咲かせてください

アジサイ


バラ





banner_03 ←夫ちゃんに励みの一票よろしくお願いしますヾ(^-^;)
にほんブログ村 写真ブログ 日常写真へ ←私にも励みの一票よろしくお願いします☆^(o≧▽゚)o

■  [PR]
by shinwa_2007 | 2011-03-26 21:34 | 東日本大震災害 | Trackback | Comments(6)

東日本復興に欠かせない政府の本気度~100兆円規模の大型補正予算を組め

「1000年に一度という国難であるがゆえに、我々も震災復興に協力したいという思いは当然強い。しかしながらただ働きでは困る。阪神・淡路大震災の時は、ゼネコンから言われるがままに材料を供給してきたが全くといっていいほど儲からなかった。我々もあの時代と比べて体力を落とした。適正な価格がなければ、我々も材料を供給することは困難である」
 東京在住の建材メーカーの部長はこのように語ってみせる。
 また、あるリース関係の仕事をしている人はこう囁く。
 「あまり報道されていないが、被災地の死体を一時保管するために大量にテントの発注が出た。買い取ってもらうことはかまわないのだが、ゼネコンはあちらこちらに電話しているようで当初の目論見よりもはるかに低い数値での発注となった。我々も言われたとおりに電話してテントを確保したのだが、キャンセル料も取れない。これでは困るのだ」
 またこういう声もある。
 「ガソリンの不足は致命的だ。燃料を出すなら材料や生コンを出荷してもいいという話もある。全国建設業協会の淺沼会長は燃料不足を何とかしろと政府に要請したが、現地に材料が届かなければ復興はできない。政府はどこまで本気で復興したいのか」
 また、埼玉や群馬などの工場では、
 「計画停電によってお客様に迷惑をかけている。本来であれば、太いお客様なのでなんとかしたいが計画停電で一時的に工場がストップするので、非常に困る」という声がある。
 一方、ゼネコンの言う分は、
 「とりあえず、今復興とか復旧で大きな仕事はない。そもそも放射能の問題を解決しなければ、現場代理人を現地に派遣することは難しい。ただ政府はどこまで本気に復興費用を見てくれるのかが分からない。これから職人や材料の値段が高騰するのも間違いない。毎年毎年建設費用が下がり続けてきたが、もはや限界だ。
 政府が予算を削っていけばそれだけ復興が遅れるのは間違いない。政府の本気度合いを知りたい」
 様々なところを取材すると、燃料・資機材不足が深刻を増しているようで、また、ゼネコンと材料関係会社の力関係によって、「何々を何々分手配しろ」とゼネコンが要請して、必死に手配して電話したら、「あれもういらなくなったから。お前の所は遅いんだよ」という理不尽な商慣習も垣間見えた。
 復興には建設業界の力が欠かせないのに、現状はこの有様だ。
 ここで重要になってくるのは、材料・燃料・職人の数が明らかに不足している現状である。
 だからこそ重要なのは政府の本気度合いなのだ。
 はっきり言うと、超大型補正予算を組まなければならない。
 菊池英博・日本金融財政研究所所長は3月23日、参議院予算委員会公聴会で、「このままデフレ政策を採用していれば、日本は破滅する。日本は平成恐慌に陥っている。一刻も早く菅政権は、デフレ政策と決別すべき。小泉政策を菅直人政権が継承しているがこれはとんでもないことだ。東日本大震災の復興のために、3カ年で100兆円の大型補正を組み、初年度では、まずは30兆円の補正をすべき。ちまちまやっていては復興できない」と提言している。
他方、藤井聡京都大学教授は、「今、なすべき対策とは、デフレ政策ではない。列島強靱化論である。緊急的に日本を復興させるためには、初期5年間かけて東日本を蘇らせ、10年間で日本そのものを強靱化すべき」という。
「今こそ、人命を救うために防災という観点から見ても大規模財政出動すべき」であり、「足らないモノは政治決断だけなのだ」と力強く語る。
 全くそうだ。復興するもしないのも、今や政治決断にかかっているのだ。
 そもそも予算緊縮政策主義者であり、小泉純一郎時代に主要閣僚を務めた与謝野馨氏を財務大臣にもってくるということ事態、菅直人首相では早期復興は無理だ。
 ちびちび予算を削ることに血道を上げる蓮舫行政刷新担当大臣ではこの1000年に一度の国難を救えないだろう。
 今、必要なのは東日本大震災復興内閣で、今までのちまちましている予算から、大型予算へと転換を舵取りしなければならない。
 来年度の予算を今審議しているが、この予算はもう白紙に戻そうという声を政治家は出すべきだ。
 今でも実のところ、必死に現地では建設作業員が絶望的な環境下でがれきの撤去等を行っているが、建設会社も民間会社である。
 一定の金額がなければ、建設会社も材料メーカーも専門工事会社も職人たちも動くに動けないのだ。
 その一方、一般紙ではほとんど報道されていないが、厚生労働省は、全国建設業協会等に対して、東北三県の被災者の遺体の埋葬確保を要請し、地域建設会社は、放射能の影響に怯えながら、今必死に遺体の埋葬等を行っている。
もちろんこのことは、地域の建設業者だけではなく、埋葬団体やトラック業界などにも依頼しているものだが、建設業者が遺体の埋葬の一翼も担っていることも是非知って欲しい。




本日シフト調整で休みになったので気晴らしに
近くの公園にカメラを持って出かけました。
❤の形をしている新芽が寒いのにたくましく芽を伸ばしています。
後でどんな花を咲かしてくれるのか楽しみですね。
今はまだ寒くて辛いけどぐっと耐えると暖かい春がやってきます。
新芽が芽生える季節!希望の季節です!
みんな心一つに苦難を乗り越えましょう!
ガンバレ!綺麗な花を咲かせましょう!




banner_03 ←夫ちゃんに励みの一票よろしくお願いしますヾ(^-^;)
にほんブログ村 写真ブログ 日常写真へ ←私にも励みの一票よろしくお願いします☆^(o≧▽゚)o

■  [PR]
by shinwa_2007 | 2011-03-25 21:59 | 東日本大震災害 | Trackback | Comments(48)

東北地方早期復興が困難な理由とは?~建設職人の絶対数が不足

 多くの建設業界の首脳は、「この大震災の復興は楽ではないぞ」と声を揃えて言う。
 まずかねてから、言われてきたことだが、阪神・淡路大震災規模の地震を再度、神戸を襲ってきた場合でも、「あれだけの早期復旧はもはや現在の建設業界では不可能」という。
そして、今回は、阪神・淡路大震災の規模も被災者も比べものにならないほど大きい。
 何故、阪神・淡路大震災の時に早期復旧が出来て、今回の東日本大震災の復興が難しいのか。
 一番の理由は建設業界の規模が阪神・淡路大震災と比較して極端に小さくなったことだ。業界が小さくなると、職人の数も少なくなり、また資機材の分量が小さくなることを意味する。
 こう書くと、「そんな馬鹿な建設職人は余っているのでは」という声も聞かれるが、それは前のこと。今は圧倒的に建設職人不足である。
 この構造を説明するとかつて建設業は500万人ほどいたが、ここ2年や3年でどんどん退職し、あるいは他産業へ転職していった。理由は、賃金があまりにも安いためだ。何しろトータルで考えれば、コンビニでバイトするよりも安い。
 そして、「怪我と弁当は自分持ち」と言われる重層下請構造であるがゆえに若い人は見切りをつけてどんどん建設産業から去っていった。
 今は高齢者が建設産業を支えているものの、その人々がいなければさらに減る。例えば、型枠大工を例に取ると、1年間で2割以上減少している。事情は鉄筋工でも同じで大きな建設需要が生じればとても対応は不可能と言われるのはそういう事情なのだ。
 一般の人は、「元の建設職人を戻せばいいのではないか」と提唱するのだが、一度業界から去ると中々戻らない。
 はっきり言うと、「建設職人たちは、そんな値段でできないから、やめます」と言っているのだ。そしてこのことは改善される見込みが全くない。
国土交通省の設計労務単価が下がると、今度は地方公共団体の設計労務単価が下がる。それが今度は民間の労務単価にも反映されるという給料デフレスパイラルを起こしている。
 建設職人の給料が下がれば下がるほど、建設職人たちは辞めていくし、若ければ若いほど異業種に転職する。
 実は、モノづくり日本と言いながら、建設業に限って言えば、個人の建設職人の善意と犠牲によって成り立ってきたのである。そしてそれは発注者もゼネコンもそれに甘えきた。「嫌ならやめればいいだろ。」
 この言葉は発注者も元請けが建設職人たちに投げかけてきた言葉だ。
 そして言葉通り、本当に匠と言われた建設職人たちが反乱を起こしてきたのだ。
 テレビやマスコミでは華やかな部分は、ゼネコンの社員たちや工事所長が東京スカイツリーの建設について説明しているが、彼らは実のところ釘一本動かしているわけではない。
 現場を支えているのは、建設職人という匠だ。
 その匠が現場から去ったのだ。
 かつては、日本の建設業界は世界一と胸を張って発言していた時代も私にもあったし、そういう情報発信をしてきたこともあるが、今は建設職人の絶対数が足りない。
 ある意味、これは日本社会の建設叩きと無縁ではない。我々建設業界の人間は、ここ20年間随分と叩かれたが、それでも地域のため、日本のため、社会のためと頑張ってきた。私の給料も10年前と同じ水準であるのは仕方がないにしても、若い人が別の業界に行くのは止めることは出来ない。
 そして残った建設職人が優秀とは限らない。残る人は無能かも知れないし何とも言えない。
 こういう情勢の中で、国から、「神戸並みに早期復旧せよ」と求められても、難しいでしょうねと答えるのはそういうことなのだ。
 もともと、大震災が無くても型枠大工や鉄筋工の数は不足していた。
 今のところ土木の職人は足りているが、それでも構造は、建築と同じなので、果たしてどうか。
 建設職人の声を代弁してみると、「普段は嫌ならやめろと言われ続けた。今更、建設業界に戻っても大事にしてくれないし、給料も安い。復興のために助けてくれと言われても、それならば安定した金額を保障してくれるのか。保障しなければ建設業界に戻らない。こんな割の悪い商売はうんざりだ」というところではないだろうか。
 


banner_03 ←夫ちゃんに励みの一票よろしくお願いしますヾ(^-^;)
にほんブログ村 写真ブログ 日常写真へ ←私にも励みの一票よろしくお願いします☆^(o≧▽゚)o

Tags:# 
■  [PR]
by shinwa_2007 | 2011-03-24 19:51 | 東日本大震災害 | Trackback(1) | Comments(14)


朝鮮族嫁が日常写真を公開し、私が中国朝鮮問題などの社会問題を執筆する日中コラボレーションブログです。※※迷惑コメントなどお断りいたします※※


by shinwa_2007

画像一覧

メニュー


ブログランキングに参加中~♪ 

banner_03 にほんブログ村 写真ブログ 日常写真へ 
一日一回よろしくお願いします。


アンケート

☆彡あなたの年齢層は?


クリックで救える命がある。
気軽にワンクリック!困っている人に愛を~

バナーをクリックして募金に参加している企業のHPからワンクリックでNPO団体に1円募金されます。塵もたまれば山になる!







世界中からのみなさん~こんにちは~ ♪


Locations of visitors to this page
2010年8月31日23時から

free counters
2010年9月3日17時から


携帯でご覧になる方



★天気予報★

日本 東京
中国 瀋陽
韓国 ソウル



リンク

国際結婚

(旧)第三の隣人中国朝鮮族
中国嫁日記
外国人奥さんが書く「私の国際結婚」
The Future Is Bright
気付いたら国際結婚してました。
羊の独り言
なんちゃって年の差婚
  〜国際結婚奮闘記〜



中国関連

りゅうけいみの延辺日記


韓国関連

ソウル情報局


カメラ関連

カメラ女子「きょん♪」の簡単ステキ写真術
カメラと一緒にパリでお散歩
日本の原風景




カテゴリ

全体
ご挨拶
社会
二人の話
歴史・民俗
朝鮮族とは?
朝鮮族関連
公共事業関連
東日本大震災害
TPP関連シリーズ
ヤクザシリーズ
在日コリアンシリーズ
中国
韓国
北朝鮮
電子書籍
未分類

タグ

(256)
(215)
(188)
(155)
(144)
(142)
(112)
(77)
(70)
(69)
(66)
(62)
(56)
(56)
(53)
(53)
(51)
(51)
(39)
(39)

最新の記事

柏市のマンホールー1
at 2014-05-31 23:21
柏の葉公園のマンホール
at 2014-05-29 22:36
クレマチス
at 2014-05-25 21:48
柿の花
at 2014-05-24 23:16
東京消防庁のマンホール
at 2014-05-23 22:01
東京都下水道のマンホール
at 2014-05-22 22:33
栃木県足利市のマンホール
at 2014-05-21 23:47
大藤
at 2014-05-20 23:41
足利フラワーパークの旅
at 2014-05-19 23:42
すいません。色々ありまして文..
at 2014-05-18 18:13

最新のコメント

Treating th..
by StanleyMaW at 18:43
永住者、特別永住者と外国..
by 普通の永住者 at 13:17
朝鮮国じたいが親日だった..
by tt at 23:28
>まほろばですさん そ..
by shinwa_2007 at 17:28
柏市だからかしわの葉っぱ..
by まほろばです at 08:59
>まほろばですさん 私..
by shinwa_2007 at 18:44
こうやって見るとマンホー..
by まほろばです at 20:54
>大和は国のまぼろばさん..
by shinwa_2007 at 23:55
フジの花がきれいですね・..
by 大和は国のまほろば at 20:30
>はなげさん ご訪問&..
by shinwa_2007 at 10:12
藩主の井伊直弼は病気にな..
by 根保孝栄・石塚邦男 at 01:15
いや、文章かいてるやーん..
by はなげ at 00:24
>coffeeさん 確..
by shinwa_2007 at 23:54
>fさん ありがと..
by shinwa_2007 at 23:52
当方の地元の近くにも割と..
by coffee at 22:01
非常に驚いております。 ..
by f at 23:53
あらまあ残念 さような..
by 名無し at 18:07
中国政府の強硬姿勢が日本..
by バランスボール at 13:06
中国は日中戦争を具体的に..
by ななし at 09:17
最近の動き、私には共産党..
by 天山路 at 22:11

以前の記事

2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月

記事ランキング

896自治体が「消滅..
ク・ヘソンの反日発言..
神隠しは何故起こるの..
新大久保バブルは韓流..
「通名」が使えない?..
テレ東 未来世紀ジバ..
司忍(篠田建市)山口..
コリアタウンの源流を..
戦後焼け跡の闇市を仕..
10 中国東北女性の生態学

検索

ブログパーツ

FX
  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ファン

ブログジャンル

時事・ニュースランキング

画像一覧

XML | ATOM

skin by excite