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【千葉】

北総鉄道13年度決算 有利子負債852億円 経常利益46億円

 北総鉄道は二十五日、定時株主総会を鎌ケ谷市の本社で開き、経常利益が過去最高の四十六億円で、十四期連続の黒字となった二〇一三年度決算などの事業報告をした。

 総会で、沿線市の一つで株主の板倉正直印西市長は「住民が住み続けたいと思う街づくりを進める上で、最大のネックが高運賃」と指摘し、「過去最高益を更新し、地域の発展のために大幅な運賃値下げを」と求めた。

 一方、有利子負債は八百五十二億円に上る。金子賢太郎社長は「経営健全化を目指しているので、値下げは難しい」と回答した。

 伊沢史夫白井市長は総会後の懇談会で、経営陣に運賃改善のための増収対策を求めた。金子社長は「従来以上に増収対策を講じ、着実に効果を上げることができるよう努力する」と前向きな姿勢を示したという。

 運賃問題をめぐっては、県と沿線六市が来年三月で運賃値下げの補助金を打ち切るため、北総鉄道は来年春から普通運賃と通勤定期を値上げする。 

  (三輪喜人)

 

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