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「能力あるが自信なし」 OECD国際教育調査から浮かぶ日本の教師像
2014.6.25 22:34
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校内研修に熱心で、能力はあるのに自信がない-。OECDが25日に公表した国際教員指導環境調査で、こんな日本の教員像が浮かび上がった。学級運営について各国の教員のほぼ8~9割が自信を持っているのに、日本で明確な自信を示したのは約5割にとどまったのだ。一方、日本の教室は静かで規律が保たれているとの調査結果もあり、文部科学省では「自信がないというより、謙虚で自己評価が控えめな国民性の表れ」と受け止めている。
調査によると、日本の教員の平均年齢は42歳で参加国平均の43歳とほぼ変わらないが、受け持ちの生徒数は1学級当たり31人で、平均より7人も多い。仕事時間は1.4倍で、授業以外の一般事務にも平均の2倍近くの時間を費やしている。
日本と各国の教員の違いは、意識の面で大きいようだ。
学級運営や教科指導への自己効力感(自信)について聞いたところ、「生徒を教室の決まりに従わせる」との設問に、「非常によくできている」「かなりできている」と答えた割合は、各国平均89.4%に対し日本は48.8%。「生徒がわからないときは別の説明の仕方を工夫する」との設問も、各国平均では92%が明確な自信を示したが、日本は54%にとどまった。
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