【ワシントン=岩本昌子】米商務省が25日発表した1~3月期の実質国内総生産(GDP)の確定値(季節調整済み)は15兆8242億ドル(約1600兆円)となり、年率換算で前期比2.9%減った。市場予測の平均(1.8%程度の減少)を下回った。改定値から1.9ポイント下方修正され、寒波による米景気減速を改めて裏付けた。
個人消費が改定値から2.1ポイント下方修正の1.0%増。医療を中心にサービス消費の下方修正が主な理由だ。輸出も2.9ポイント下方修正され、8.9%減となった。輸入、民間設備投資、民間住宅投資は上方修正された。
総合的な物価動向を示すGDPデフレーターは改定値と変わらず、前期比の年率で1.3%の上昇だった。
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