インフラ担当者がインストールしておくべきソフトウェアまとめ
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インフラ系のSEをしていると、作業に使うPCってプロジェクトごとに変わる場合が多いと思う。

そこで、自分自身キャリアが長いわけではないが、個人的に入れておいた方がいいソフトをリスト化してみた。
使用するクライアントOSは大体Windows系なので、当然Windows系を前提に記述する。また、基本的にはシェアウェアは入れないものとしている(一部入れている)。また、外部との連携が行われるようなソフトウェアは許されない(入れさせてくれない…)ので、入れていない。DropboxとかEvernoteとかUbuntu Oneとか…
以下にあげているソフト以外にあった方がいいものがありましたら、どなたでも構いませんので教えて下さい。

ターミナルクライアントソフトウェア

 これなしでは仕事ができない。今回は超有名どころである「Teraterm」と個人的な好みで「Poderosa」の2つを紹介する。

Teraterm

 超有名どころ。どこの会社でもこれを使っているであろうソフトウェアで、とりあえずターミナルクライアントはこれ入れておけばOK。

 独自のTeratermマクロという機能もある。

 

 日本人が開発しているターミナルクライアントソフトウェア。タブ表示、サーバごとの背景画面の設定などが行える。上記Teratermほどのシェアはないけれども、使い勝手は悪くない。個人的には、サーバごとに背景画像を設定できるところがお気に入り。

テキストエディタ

 「インフラだけじゃないだろ」と言われるような気もするけど、入れておくことにした。一般的なユーザが使うエディタも入っているけど…
Vim
 インフラ担当御用達と言われるテキストエディタ「vi」のWindows版。viと同様のコマンドが扱えるため、サーバ担当者は使用することが多い…らしい。
(個人的にviがあまり好きではないので、使ったことが無い。ただ、組み込みLinuxやVMware ESXiなどにおいてはエディタがviしか使えないこともあるので、このソフトも使えた方がいい。当然。)
 上記Vim(vi)と双璧をなすエディタのWindows版。Vimとは別物だが、ショートカットキーやコマンドで色々な処理を行える特徴がある。個人的にはこっちの方が好き。
 1年ほど前から流行り始めているテキストエディタ。様々な追加パッケージとその管理システムが存在し、個人的にはこれと後述するTeraPadを使っている。日本語の扱いが苦手なので、コメント欄等に日本語を多様する人には不向きかも…

TeraPad

個人的に上記Sublime Text 2と併用して使っているテキストエディタ。動作が軽いため、スペックの低いマシンや軽いメモ程度の作業に使っている。

サクラエディタ

比較的よく使用されているエディタ。あまり使ったことは無い…
シェアが高いので、一応入れておいた。

NoEditor

grepが使用できるテキストエディタ。

ツール

 ある意味今回のキモ。サーバ・ネットワーク機器を構築・運用する上で便利なソフトウェアをリストアップしてみた。

ipmitool

近年サーバ機には標準搭載されているipmiを操作するためのコマンド、Windows版。Cygwinで、ソースコードからコンパイルすれば使用可能になる。面倒であれば、別のコマンド「ipmiutil」を使用すればいい。

PStools

Windowsをコマンドでリモート操作するためのツール。クライアント側でソフトウェアを持っていれば使用可能であり、サーバ側のWindowsではソフトのインストール等は不要(ただし、一部のエディションではサーバ側のレジストリで使用可能フラグを立てる必要がある)。
なお、コマンドプロンプトでで使用するexeファイルなので、できれば環境変数の登録をしておくと便利。

ExPing

複数のIPアドレスに一括でPingを実行できるツール。ネットワークエンジニアだけではなく、サーバエンジニアも重宝するツール。使い方についてはこちらを参照。

nmap

nmapのWindows版。サーバ側に対し開いているポートを確認するために使用する。環境によっては使用が禁止されているため注意。

Telnet

上記nmapがなかった時やターミナルクライアントが無い時に、ネットワーク機器に対しアクセスする際に使用する。Windowsの標準コマンドとして存在しているが、7以降は標準では無効化されているので使用の際は有効化する必要がある。

WinShot

スクリーンショット取得用のソフトウェア。標準でも取得はできるが、これを使えばホットキーで取得→事前に設定しているフォルダに保存ができるため、エビデンスや手順書の作成に使う画面キャプチャの取得時の手間が減少することができる。

UWSC

Windows上でGUI操作を自動化するツール。PowerShellやVBScriptでもある程度は行えるが、リモートデスクトップに対する処理等は行えないので、Windows OSがメインとなる構築や動作テスト、プログラムの実行ではかなり重宝する。

BlackJumboDog

Web/Proxy/FTP/DHCP/DNS/メールサーバとしてクライアントPCを稼働させる。サーバ構築時に左記のサーバが個別に必要になった際、物理サーバを一台潰したり仮想マシンを個別に用意する必要がなくなる。

DHCP95

Windows上で動作するDHCPサーバ。初期設定時にIPアドレスをDHCPから取得する機器に対し、ルータを介さずに構築する際に必要になる。
なお、初期設定時において自動起動がONになっているため、解除するのを忘れないように。

Tftpd32

Windows上で使用するTFTPサーバ。ネットワーク機器を扱う上で、configファイルを移動する時などに使用する。

Wireshark

ネットワーク上に流れているパケットの解析ツール。Windows版以外にもLinux/Mac版のものも存在している。

VNC Viewer

LinuxやMacにGUIでリモートアクセスするためのリモートデスクトップのクライアントソフトウェア。

Deamon Tools Lite

IOSファイルのマウント用ソフトウェア。ディスクを焼かずに使用できるようになる。なお、標準インストール時にhao123を入れられるので必ずカスタムインストールで。

Windows AIK(Windows ADK)

Windows OSに対しSysprepを行う際に使用する応答ファイルの作成ツール。Windows AIKが「Windows 7/Windows Server 2008 R2」まで。Windows ADKが「Windows 8/Windows Server 2012」以降で使用できる。使用する際には対象となるWindowsのインストール用メディアか、カタログファイルが別途必要となる。

とりあえず以上。その他、良いソフトがあれば随時追加していこうと思う。

Written by blacknon

インフラ系のSE。一時期はプログラマ。 仮想化とオープンソースに興味あり。一日中寝てたい今日このごろ。 スペインとかで働きたいなぁ…(シエスタがあるので)

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